B0045100

機械力学

Dynamics and Machining

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授細矢直基この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 「授業の目的」
力学の基礎に引き続き、機械力学では機械の運動を理解するのに必要な、動力学を学ぶ。機械の運動する部分を剛体として扱ったときの運動方程式の導出方法、および、その解法について学ぶ。適宜、演習を行う。
 「到達目標」
対象とする機械の運動を理解するため物理モデルを構築し、その運動方程式を導き,さらにその解を得ることができるようになる。

達成目標

1.質点の運動が理解できる.
2.力のつりあいの概念を理解し、運動を定量的に理解ができる.
3.相対運動が理解でき,リンク機構の解析ができる.
4.剛体の運動を理解できる.

授業計画

1.機械力学とは?
・目的、位置づけ、必要性。
2.ベクトル解析
・外積
3.並進座標系における相対運動
・見かけの力
4.回転座標系における相対運動(1)
・速度、加速度の関係
5.回転座標系における相対運動(2)
・コリオリの加速度
6.回転座標系における相対運動(3)
・演習
7.中間試験
8.並進・回転座標系(1)
・速度、加速度の関係
9.並進・回転座標系(2)
・リンク機構の運動解析
10.並進・回転座標系(3)
・演習
11.回転運動の力学
・角運動量の保存
12.回転運動の運動方程式
・力のモーメントと角加速度
13.剛体の重心
・慣性モーメント、慣性主軸
14.剛体の回転運動
・平行軸の定理
15.期末試験

評価方法と基準

中間試験40%
期末試験40%
レポート、演習20%
総点を100点として,60点以上を合格とする.

教科書・参考書

教科書:特に指定しない.
参考書:
 J. L. Meriam and L. G. Kraige著、浅見敏彦訳、機械の力学、丸善
 萩原芳彦編著、機械力学の基礎と演習、オーム社

履修前の準備

力学の基礎,機構学を履修していることが望ましい.

学習・教育目標との対応

1.(A)学科の教育理念に基づき,設計・実験および卒業研究を中核として,人間環境および感性をも含めた総合的な視点で問題を捉えて機械を創成できる基礎的な知識と応用能力を身につける (1) 与えられた課題に対し,自ら考え,調査・検討し目的を達成する能力
2.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得

オフィスアワー

授業開始前30分,授業終了後30分,教員控え室において対応する.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:31 JST 2012