B0490900

システム工学

System Engineering

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授澤田東一この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

(授業の概要と目的)複雑化している現代では総括的にみるシステムが必要とされている。システムは、政治・社会・経済・エコロジー・工学等で取り扱われ、それに対して理解し、洞察し、模擬し、設計を行い、意思決定を行い、運用を行うことになる。本システム工学では、地球環境を含めた経営工学、管理工学、制御工学における模擬、最適化、評価について学習する。機械工学を学ぶ技術者が開発、設計、運用などを行うにあたっての環境汚染、安全におけるヒューマンファクタについても述べる。

達成目標

1.地球環境問題を取り上げた授業の内容を含めて、機械工学の立場から見た自分の意見をレポートにまとめる.
2.システム計画法として線形計画法,PERT計画法を理解し,計算することができる.
3.システム制御における多入力のブロック線図の応答を求めることができる.
4.システムの評価を身につけることができる.

授業計画

1.システムの概念 ・システムの歴史的背景  ・システム工学とその内容
2.シミュレーションとモデリング  ・シミュレーションの目的 ・モデルの種類
3.シミュレータ  ・シミュレータの利用と意義  ・人工現実感と運動の模擬
4.システムと環境 ・地球環境問題             :課題レポートの実施
5.最適化計画法  ・線形計画法
6.システム計画法  ・PERT計画法           :小テスト1実施
7.企業のシステム計画  ・モノづくりにおけるシステムとは
8.システム制御(1)  ・ブロック線図と伝達関数 ・多入力特性
9.システム制御(2) ・シグナルフローグラフ
10.ファジィモデル  ・ファジィ集合  ・ファジィ制御
11.システムの評価(1)  ・官能評価  ・因子分析    :小テスト2実施
12.システムの評価(2)  ・応答特性
13.システムの安全  ・信頼性について  ・システムの安全
14.ヒューマン・マシンシステム  ・人間の特性  ・機械の特性
15..期末試験(範囲は上記1から14とするが,重点は4から13でウエイト80%)ノート,プリント,参考書電卓使用可

評価方法と基準

達成目標1はレポートで20点満点、達成目標2は5,6の小テスト1で10点満点,達成目標3は8,9の小テスト2で10点満点,期末試験60点満点の合計100点として,総合得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

参考書
石井威望「システムとシミュレーション」(共立出版),廣瀬通孝「バーチャル・リアリティ」(産業図書),ディステファノ「システム制御(上)」(マグロウヒル),プリントほか

履修前の準備

制御工学1も平行して履修されると良い.

学習・教育目標との対応

1.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得

オフィスアワー

授業,会議以外はいつでも研究室にいます.気軽に尋ねてきてください.

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:43:39 JST 2012