B0670600

生産管理工学

Production Engineering and Management

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

小木哲朗この授業の2008年度のアンケートを参照

授業の概要

測定、実験で避けることのできない誤差の取扱いを理論的に学ぶことによって、データの解析手法を身につける。更にシステム工学の一環である合理的な実験計画の考え方を修得する。

達成目標

1.統計解析の基礎を理解する
2.検定と推定の考え方と手順を理解する
3.乱塊法、分割法等の各種分散分析の方法を理解する
4.直交表を用いた実験計画法を理解する

授業計画

1.実験計画法と統計解析
  ・実験計画法とは
  ・データと統計解析
2.正規分布
  ・確率変数と正規分布
  ・統計量の分布
3.検定と推定の考え方
  ・検定の考え方
  ・推定の考え方
4.母数の検定と推定
  ・母平均に関する検定と推定
  ・母分散に関する検定と推定
5.母集団の比較
  ・2つの母平均の差に関する検定と推定
  ・2つの母分散の比に関する検定と推定
6.分散分析
  ・分散分析法の考え方
  ・一元配置分散分析
7.中間試験
8.二元配置
  ・二元配置の考え方
  ・二元配置分散分析
9.多元配置
  ・繰り返しのある3元配置
  ・繰り返しのない3元配置
10.乱塊法
  ・乱塊法の考え方
  ・1因子実験の乱塊法
  ・2因子実験の乱塊法
11.分割法
  ・分割法の考え方
  ・完全無作為化法による1次因子の繰り返し
  ・乱塊法による1次因子の繰り返し
  ・2方分割法
12.直交表(2水準)
  ・2水準の直交表
  ・交互作用がない場合の実験計画
  ・交互作用がある場合の実験計画
13.直交表による実験計画
  ・わりつけ方法
  ・直交表による乱解法
  ・直交表による分割法
14.実験計画法の実践
15.学期末試験

評価方法と基準

達成目標1,2は中間試験および授業時の課題演習,達成目標3,4は学期末試験および授業時の課題演習で評価する.中間試験30点満点,学期末試験40点満点,課題演習30点満点とし,総合得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

実験計画法入門:鷲尾泰俊 (日本規格協会)
入門実験計画法:永田靖 (日科技連)
実践実験計画法:佐々木脩、工藤紀彦、谷津進、直井知与 (日刊工業新聞社)

履修前の準備

統計学

学習・教育目標との対応

1.(A)学科の教育理念に基づき,設計・実験および卒業研究を中核として,人間環境および感性をも含めた総合的な視点で問題を捉えて機械を創成できる基礎的な知識と応用能力を身につける (1) 与えられた課題に対し,自ら考え,調査・検討し目的を達成する能力
2.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得
3.(E)機械工学における基盤分野の理解に必要な基礎的な数学の知識と応用能力,実験・分析の遂行に必要な確率・統計,情報処理の基礎的な知識や自然現象を数学的にモデル化し,シミュレーションする基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 基礎的な数学の知識 (2) 実験データの分析能力 (3) 情報リテラシの習得 (4) 自然現象をモデル化し,シミュレーションする能力

オフィスアワー

電子メール等でいつでも連絡をしてください.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:45:15 JST 2013