B0760500

メカトロニクス

Mechatronics

開講部

工学部

開講学科

機械工学第二学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授澤田東一この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

MECHATRONICS”は“Mechanics”と“Electronics”の合成語であ る。機械のメカニズムの部分をエレクトロニクスによって制御することは前から行われているが、単に機械と電気の技術が合成されたものではない。メカトロニクスという概念は多様であり、機械システムとコンピュータ間の情報転送のほかに機械とコンピュータの空間的距離が関わってくるのである。本講座はディジタル回路、マイクロコンピュータ、センサ、A-D変換器、D-A変換器、及びアクチュエータの基礎を学ぶ。

達成目標

1.ディジタル理論の基礎が理解できる.
2.アナログ回路とディジタル回路が理解できる.
3.マイコンシステムの基礎が理解できる.
4.センサおよびアクチュエータの特性が理解できる.

授業計画

1.メカトロニクスの概要 ・機械システムの構成
2.ディジタル理論の基礎 ・サンプリングと量子化 ・ブール代数 ・数値表現とコード化
3.エレクトロニクス ・電子回路 ・電気部品の種類
4.アナログ回路とディジタル回路 ・オペアンプ ・AND回路,OR回路,NOT回路
5.マイコンシステムの基礎 ・ハードウエアの基礎 ・マイクロプロセッサの機能
6.プロセッサの演算 ・四則演算
7.入出力の制御  ・各種インタフェース   :小テスト(2〜7の範囲)
8.A/D、D/A変換器 ・変換器の特性
9.センサ  ・各種センサ
10.アクチュエータ ・電気アクチュエータ ・油圧アクチュエータ ・空気圧アクチュエータ
11.モータの構造と駆動方式 ・サーボモータ ・ステッピングモータ
12.現状のメカトロニクス ・ハードウエア,ソフトウエアの開発等
13.メカトロニクスシステム ・メカトロニクスの実例   :課題レポートの実施
14.知能システム技術 ・未来のメカトロニクス
15.期末試験  (範囲は上記2から11とする)ノート,プリント,参考書電卓使用可

評価方法と基準

達成目標1は2〜7の範囲の小テストで20点満点,達成目標2はレポートで20点満点、期末試験60点満点の合計100点として,総合得点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

日本機械学会編「機械工学便覧メカトロニクス」
日本機械学会誌、他

履修前の準備

計測工学を履修しておいてください.

学習・教育目標との対応

1.(D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得

オフィスアワー

授業,会議以外はいつでも研究室にいます.気軽に尋ねてきてください.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:45:24 JST 2013