C0620900

原子力材料工学

Nuclear Materials Engineering

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

4年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授新井剛この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

省資源国である我が国の持続的発展において、核燃料サイクルを閉じ、使用済核燃料中に多含する有用元素を次世代原子力サイクルや工業製品に転用することは、省資源国である我が国の命題である。本講義では核燃料サイクルの原理、技術、材料開発を習得することを目的に、原子力の基礎論、最新の技術開発、環境問題との関わりについて学習する。

達成目標

1.原子力システムの基本的な原理、材料、再処理技術を工学的に正しく理解することを目標とする。
2.エネルギー、環境、資源問題を包括的に捉えた核燃料サイクルの重要性を理解することを目標とする。

授業計画

1.ガイダンス
2.主要エネルギーの変遷と資源・環境問題
3.放射線の性質と防護
4.軽水炉のしくみと構成材料
5.炉心燃料構造と材料
6.核燃料サイクルの意義と定義
7.核燃料サイクルに用いられる分離技術
8.PUREX法による使用済核燃料再処理
9.バックエンド対策の意義と定義
10.放射性廃棄物処理処分に求められる材料
11.プルサーマルの意義
12.核分裂生成物からの有用資源の回収
13.次世代原子力システムの研究開発状況
14.世界の原子力研究開発の現状
15.期末試験

評価方法と基準

出席及び期末試験

教科書・参考書

必要に応じて資料を配付
「原子力がひらく世紀」 日本原子力学会編(1998)

履修前の準備

エネルギー工学を履修することが望ましい

オフィスアワー

講義終了後、研究室

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合60%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:03 JST 2012