C0060800

組織制御

Structure Control of Material

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授弓野健太郎この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

【授業の概要】
金属固有の組織をコントロールする方法には、液相から固相、あるいは固相から固相への変態を利用する方法が多く用いられる。本講義では、材料の特性に対して重要な役割を果たす材料組織の制御手法について解説する。前半では、主として状態図の読み方、およびその理論的基礎について学習し、後半では、鉄鋼材料を実例として組織制御の実際に関する理解を深める。

達成目標

1.状態図の熱力学的な理解を確実にするとともに、その組織制御への利用法を習得する。

授業計画

1.イントロダクション
2.相律と冷却曲線
3.状態図の読み方1:全率固溶系
4.状態図の読み方2:共晶系
5.状態図の読み方3:包晶系とその他の状態図
6.自由エネルギー曲線の理論的計算1
7.自由エネルギー曲線の理論的計算2
8.自由エネルギー曲線からの状態図の導出
9.核生成
10.拡散
11.鉄炭素系状態図1
12.鉄炭素系状態図2
13.鉄鋼材料の組織制御と力学特性1
14.鉄鋼材料の組織制御と力学特性2
15.期末試験

評価方法と基準

【評価方法】
期末試験により判断する

教科書・参考書

【教科書参考書】
「金属組織学序論」、阿部秀夫、コロナ社

履修前の準備

【履修前の準備】
「材料組織学」の履修が望ましい

オフィスアワー

事前の予約があれば、いつでも可

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:45:48 JST 2013