C0421200

材料基礎実験2

Fundamental Experiments in Materials 2

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

実験
材料工学科全教員

授業の概要

各班10名程度に別れ、専任教員の研究室において個別の実験課題を行う。合計12課題の実験を行い、全ての実験に対し、別途関連課題を含めてレポートにまとめこれを提出する。さらに、口頭試問を実施し、実験に対する理解度を含める。
主な実験課題として、各種材料の機械的性質、材料の溶接、真空理論、アモルファス合金、金属粉末の利用法等を取り上げ、材料工学系における基本的実験手法と技術を修得する。

達成目標

1.材料の構造特性評価技術に対する基礎的実験手法及び電気化学的計測技術と薄膜あるいはアモルファス合金作製などの機能材料作製法と諸特性についての実験技術ならびに基礎的学問についてこれを修得することを目標とする。

授業計画

1.硬さ試験
  ・金属の硬さをプリネル及びロックウエル硬さ計で測定
2.衝撃値測定
  ・金属の衝撃値をシャルビー衝撃試験機で測定
3.引張強さ実験
  ・金属の引張強さを引張試験機で測定
4.被覆アーク溶接実験
  ・電源及び被覆材の影響
5.溶接部の硬さと組織観察実験
  ・鋼溶接部の硬さの測定と組織変化の観察
6.電位差滴法の材料化学実験と考察
  ・理化学文献検索と内容理解
7.金属薄膜の作製実験
  ・真空蒸着法による作製
8.アモルファス合金の作製
  ・液体急冷単ロール法による作製
9.金属基メカニカルアロイング(MA)粉末の作製
  ・メカニカルアロイング法による作製
10.材料機能と用途
  ・航空機、鉄道車両、自動車などに利用される材料の種類と特徴を調べ、これら材料がなぜこれら用途に使われるかを考察する。
11.固相接合実験
  ・末来の溶接法を考える
12.疲労破壊試験
  ・その傾向と対策法を考える
13.口頭試問1
14.口頭試問2
15.討論会(全教員と学生による質疑応答)

評価方法と基準

全ての実験に出席し、実験結果および考察をまとめ、関連課題をレポート提出し評価する。
また、実験に対する理解度を深めるため、口頭試問を行い、これについても評価の対象とする。
評価の分配は
レポート:80%; 口頭試問:20%

教科書・参考書

各実験毎に実験テキスト教材を配布する。

履修前の準備

1、2年次開講の専門科目を履修しないと支障をきたす実験題目が殆どのため、十分注意すること

学習・教育目標との対応

(F) 原子、分子レベルで材料を理解し、物質科学的な材料分析法、処理法の知識を得る。
(I) 研究開発目的を達成するための実験を計画する知識と実行する技術を身につける。また、実験結果を解析し、考察、討議できる能力を身につける。

オフィスアワー

事前にアポイントをとれば、いつでも豊洲校舎・各教員の研究室にて対応可能

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:08 JST 2012