C0461800

材料工学実験2

Experiment in Engineering Materials 2

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

実験
材料工学科全教員

授業の概要

各班10名程度に別れ、専任教員の研究室において個別の実験課題(合計12課題)の実験を行い、別途関連課題を含めてレポートにまとめこれを提出する。さらに、口頭試問を実施し、実験に対する理解度を深める。
なお、主要課題としては、構造特性評価実験、各種材料の疲労挙動、フラクトグラフィー、アモルファス合金の作製と物理的性質および金属粉末の作製等の実験を行い、材料工学の基礎的実験手法を理解する。

達成目標

1.材料の物理的性質の理解と評価方法を習得する。

授業計画

1.引張強さII
  ・降状点を有しない材料の引張強さ
2.疲労挙動I
  ・鋼のS・N曲線を求め考察する
3.疲労挙動II
  ・非金属のS・N曲線を求め考察する
4.疲労破面のフラクトグラフィー
  ・画像処理システムによる疲労破面の観察
5.アモルファス合金II
  ・レピテーション法による作製
6.金属基超微粉末
  ・真空蒸着法による作製
7.電気抵抗I
  ・金属の電気抵抗
8.電気抵抗II
  ・アモルファスおよび半導体の電気抵抗
9.無容器浮遊溶融凝固実験
  ・電磁浮遊炉を用いた金属合金材料の過冷度と核生成の計測
10.非平衡状態図
  ・Al-Cu合金、Zn-Al合金の非平衡状態の作成
11.超伝導材料製造実験
  ・超伝導原料粉末より超伝導材料を実際に製造する。
12.超伝導浮上実験
  ・液体窒素を利用して、超伝導体と磁石を利用した浮上および牽引実験を行ないその浮上機構について考察する。
13.口頭試問1
14.口頭試問2
15.討論(教員と学生による質疑応答)

評価方法と基準

全ての実験に出席し、実験結果および考察をまとめ、関連課題をレポート提出し評価する。また、実験に対する理解度を深めるため、口頭試問を行い、これも評価の対象とする。
評価の配分
レポート:80%; 口頭試問:20%

教科書・参考書

各実験毎にテキスト教材を配布する。

履修前の準備

1、2年次の科目を履修しないと支障をきたす実験題目が殆どのため、十分注意すること

学習・教育目標との対応

(F) 材料に対する物理的現象を数式で記述して議論する能力を得る。また、材料の力学および機能物性に対する評価・解析法を理解する。
(I) 研究開発目的を達成するための実験を計画する知識と実行する技術を身につける。また、実験結果を解析し、考察、討議できる能力を身につける。

オフィスアワー

事前にアポイントをとれば、いつでも豊洲校舎・各教員の研究室にて対応可能

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:45:58 JST 2013