C0720700

材料の技術史

History of Materials Engineering

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

4

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
材料工学科全教員

授業の概要

全ての産業界で『材料』は不可欠な要素であり、根本的なる支配因子として位置付けられている。本講義は、前期に行った『材料リサクル』同様、『ゼミナール2』と連動する科目となるが、産・官・学で活躍する本学OBあるいは学外有識者等を招き、『材料の技術史』を中心とした幅広い見地から特別講演会を実施し、実社会における『材料』の位置付けと役割などについての知識を習得する。
また、3年後期は最終年次に向けての極めて重要な時期となる。従って、各自の進路を明確化させ、これに向けての万全なる準備をすることも本講義の主要部分とする。
なお、材料の中で最も主要となる『製鉄所見学会』を行うことも予定している。

達成目標

1.『材料』は、全ての工学領域全般に渡り密接に関係する支配要素となる。本講義においては、特に『材料の技術史』的視点を十分把握し、今後の技術者としての材料開発にこれを役立たせるための基礎の確立を目指す。
2.製鉄所などの生産現場を見学し、素材産業における材料の役割と意義を知り、併せて最終学年に向けての自己確立を目指す。

授業計画

1.材料がどのように発展してきたかを理解するため、本講義で行う内容についてのガイダンス
を行う。
2.材料を研究するうえで、どのような意識改革が必要か。特に、座学中心の知識詰め込み型学習から、自分で行動し考える能動学習への移行の重要性を訴える
3.個別就職ガイダンス(ゼミナール担当教員による個別面談)
4.超電導分野における研究最前線、現在、日米欧で研究開発競争が激化している分野での研究活動を紹介する(特別講演会)
5.個別就職ガイダンス(ゼミナール担当教員による個別面談)
6.宇宙材料科学実験および国際宇宙ステーションにおける我が国および先進諸外国の研究進捗状況ならびに宇宙開発の最前線などについて講義する。さらに、ロケット開発の歴史、打ち上げ状況と今後の宇宙環境利用についてこれを紹介・講義する(特別講演会)
7.個別就職ガイダンス(ゼミナール担当教員による個別面談)
8.新日本製鐵君津製鐵所の高炉、転炉、圧延工場の見学。実際の製鐵現場を見学することで、どのように材料が製造されているかを知る。
9.修士論文中間発表会の見学1
10.修士論文中間発表会の見学2
11.産業界における材料の技術史、トステムの社長による(軽金属学会特別講演聴講)
12.就職担当教員および内定者による今年度の就職活動状況報告
13.芝浦工業大学先端工学研究機構の研究プロジェクト講演会の聴講。最先端研究分野で、どのような研究が行われているかを学習する
14.芝浦工業大学大学院講演会の聴講。芝浦工業大学大学院の五専攻を代表する講師による研究紹介を聴講することで、大学院でどのような研究が行われているかを学習する
15.先端研究機構講演会、大学院講演会および、各ゼミナール担当教員による就職指導などを踏まえて、将来の自分の希望進路を踏まえたレポートを作製する

評価方法と基準

特別講義聴講後レポート提出40%、製鉄所見学レポート提出20%、修士論文中間発表会参加後レポート提出20%、特別講演会レポート提出20%

教科書・参考書

その都度指定する

履修前の準備

3年次前期までに開講された学科専門科目を出来る限り履修・単位を取得し、幅広い専門知識を習得しておくこと

学習・教育目標との対応

(C) 工学を環境問題や世界経済など、複眼的、地球的視点から見つめる素養を持たせる。
(G) 材料工学で用いる製造技術を理解し、実習によって体得する。

オフィスアワー

事前のアポイントがあれば、いつでも対応可能である。
外部講師への質問などについては、担当の教員に相談すること

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:46:01 JST 2013