D0040800

有機反応論

Organic Reaction Mechanism

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授北川理この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

有機化学1および2を履修していることを前提に講義する。有機反応を、反応機構に基づいて解説する。化合物の構造と反応性の基礎的原理を理解し、どのようにすれば反応が促進され、どの位置で容易に反応が起こるかを予測できるようにする。適宜、演習を行い、理解度を確かめながら講義を進める。

達成目標

1.求核置換反応の反応機構、反応基質の構造と反応性の関係が理解できる。
(授業計画1潤オ3)
2.脱離反応の機構と反応の配向性を理解できる。
(授業計画4)
3.カルボニル基への求核付加ならびにアルケンへの付加の機構と合成的に重要な反応の知識を得ることができる。
(授業計画5潤オ8,10)
4.芳香族化合物の反応の機構と特徴を理解できる。
(授業計画11潤オ14)
5.キラル化合物について理解できる。
(授業計画15)

授業計画

1.有機反応論の基本事項
2.求核置換反応(1):SN2反応
3.求核置換反応(2):SN1反応
4.脱離反応:E1、E2反応
5.求核付加反応(1):カルボニル基の特徴、カルボアニオンの付加
6.求核付加反応(2):アルコール、アミン等の付加
7.アルケンへの付加反応(1)
8.アルケンへの付加反応(2)
9.中間試験
10.共役化合物の化学:ジエンの付加反応、Diels-Alder反応
11.芳香族化合物の特徴と反応性
12.芳香族求電子置換反応(1)
13.芳香族求電子置換反応(2)
14.芳香族求核置換反応とベンザイン
15.キラル化合物について

評価方法と基準

期末試験と中間テストの成績で評価する。

教科書・参考書

教科書:講義用プリントを配布する
参考書:マクマリー著 伊東・児玉訳「有機化学概説」第5版(東京化学同人)
    ウォーレン有機化学 ウォーレンら著 野依ら訳 (東京化学同人)

履修前の準備

有機化学1,2を必ず履修しておくこと。

学習・教育目標との対応

1.(B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力.

オフィスアワー

火曜日12:00潤オ13:00(大宮・化学教室)
在室時は原則的にいつでも可(豊洲・研究室)

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:46:10 JST 2013