D0071300

物理化学1

Physical Chemistry 1

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授濱崎啓太この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

【 講義概要 】
 物理化学は生命活動を含む自然現象を定量的に評価し、予測するための手段の一つです。応用化学科1年次に開設される物理化学1では化学反応の定量的評価の基礎となるエネルギー収支という考え方を軸に講義します。設定条件(等温、定圧、定容)に応じてエネルギー収支の計算ができること、自由エネルギーの大きさを計算し、化学反応の進行する方向を判定できることを目指します。

達成目標

1.エネルギー保存というアイデアを理解しエネルギーの収支計算ができる。
2.自由エネルギーを理解し化学反応の進む方向を判定できる。

授業計画

1.物理化学の意味と及ぶ範囲、自然現象の定量的な理解
2.エネルギーという考え方、熱、仕事との関係
3.気体の振る舞い、完全気体と実在気体
4.熱、仕事、エネルギー(1)、熱力学第1法則
5.熱、仕事、エネルギー(2)、熱力学第1法則の実際と演習
6.等温、定圧、定容、設定条件を満たしたエネルギー収支
7.定容熱容量、定圧熱容量
8.中間試験
9.状態関数、エントロピーという考え方、熱力学第2法則、
10.エントロピーの変化と計算
11.エントロピーの測定
12.エントロピー変化の意味する自然現象
13.化学反応の進む方向
14.自由エネルギーと化学平衡
15.期末試験

評価方法と基準

中間試験50%、期末試験50%で評価を行う。

教科書・参考書

教科書:物理化学要論 第4版、P.W.アトキンス、東京化学同人
参考書:絶対わかる化学熱力学、浜井三洋、講談社

履修前の準備

数学(代数、微分積分)、物理学(力学)、化学

学習・教育目標との対応

1.(B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力.

オフィスアワー

講義終了後、講義室または講師室
e-mail: hamie@sic.shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:46:13 JST 2013