D0091100

化学工学1

Chemical Engineering 1

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授野村幹弘この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 化学工学とは化学プロセスを設計に関わる学問体系である。化学プロセスの設計にはまず、物理量(物質、エネルギー、運動量、)の収支および移動速度の計算が重要である。本授業では収支・移動速度の計算の重要性、基礎概念を修得する。

達成目標

1.簡単な化学プロセスの設計ができる。
2.収支式の本質を理解し、素早く組み立てられる。

授業計画

1.第一章 化学工学量論
化学工業における製造プロセスおよび化学工学の成り立ち
2.第一章 化学工学量論
化学工学で用いられる単位
3.第一章 化学工学量論
物質収支(1)
4.第一章 化学工学量論
物質収支(2)
5.第一章 化学工学量論
エネルギー収支(1)
6.第一章 化学工学量論
エネルギー収支(2)
7.中間試験
8.第二章 移動現象(1)
ニュートン流体、層流と乱流
9.第二章 移動現象(2)
エネルギー保存則とベルヌイの定理
10.第二章 移動現象(3)
ハーゲンポアイズユの式
11.第二章 移動現象(4)
球の周りの流れ
12.第二章 移動現象(5)
伝導伝熱
13.第二章 移動現象(6)
対流伝熱
14.第二章 移動現象(7)
熱交換器
15.期末試験

評価方法と基準

評価方法と基準中間試験(100点満点)に0.4を乗じた値および期末試験の点数(100点満点)に0.4を乗じた値および不定期に行う小テスト(100点満点)に0.2を乗じた値の和を評点とする。評点が60点以上のものを合格とする。

教科書・参考書

松本道明, 薄井洋基, 三浦孝一, 加藤滋雄, 福田秀樹「標準化学工学」, 化学同人(2006)
※教科書を持たずに受講することを、堅く禁ず。

履修前の準備

高校までの数学(特にベクトル、微分・積分)および物理(特に力学)の徹底的な復習。(高校で履修していない者および不安のある者は、入門科目を必ず履修すること)
一般教養の数学(特に微分方程式)および物理(特に解析力学)の履修。

学習・教育目標との対応

1.(B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力.

オフィスアワー

授業終了後、講師室にて質問を受け付ける。
研究室(豊洲校舎 分離システム工学研究室)を訪問してもよい。ただし事前のアポイントを要す。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:29 JST 2012