D0502700

生物化学2

Biological Chemistry 2

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授山下光雄この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

生物化学1では、生体成分の基礎知識を学んだ。ここでは、これら成分の代謝とその調節について学ぶ。代謝とは、生物が生命現象を営むために必要な物質の合成と分解の過程である。これらの反応は一般に酵素により行われ、生体の恒常性を保っている。そこで、本講義では、代表的な代謝系とその系を司る酵素合成までの情報伝達の流れについて講義する。

達成目標

1.生命現象を行う化学反応、すなわち代謝とその調節が良く理解できる。
2.細胞が生きるために必要な物質の合成と分解が理解出来る。
3.以上の過程がどのような情報が伝達して行われるかが理解出来る。

授業計画

1.糖質の代謝(1) 解糖、糖新生
2.糖質の代謝(2) ペントースリン酸経路、他の糖代謝
3.好気的代謝(1) クエン酸回路の代謝と調節
4.好気的代謝(2) 電子伝達系、酸化的リン酸化、エネルギー獲得
5.脂質の代謝(1) 脂肪酸の分解と合成
6.脂質の代謝(2) リン脂質やコレステロールの代謝
7.光合成 明反応、カルビン回路
8.窒素の代謝(1) アミノ酸の合成
9.窒素の代謝(2) アミノ酸の分解、尿素サイクル
10.窒素の代謝(3) ヌクレオチドの代謝
11.代謝の総合的理解 細胞間情報伝達、ホルモン作用
12.遺伝情報(1) 遺伝子情報、転写、発現
13.遺伝情報(2) 遺伝暗号、翻訳
14.遺伝情報(3) 複製、修復、組換え
15.定期試験

評価方法と基準

小試験20%、期末試験80%で評価する。60%以上を合格とする。

教科書・参考書

マッキー生化学 分子から解き明かす生命 第3版
Trudy McKee、James R. McKee  市川厚 監修、福岡伸一 監訳 (化学同人)

履修前の準備

生物化学1の内容をよく把握している必要がある。

学習・教育目標との対応

1.(B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力.

オフィスアワー

大宮校舎の講義後1時間と豊洲校舎では授業時間と会議以外はいつでもよい。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:40 JST 2012