D0480600

環境化学

Environmental Chemistry

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授正留隆この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 資源の開発と利用により、我々は豊かな日常生活を営んでいるが、反面、環境汚染も進んでいる。環境汚染は微量でも生態系に大きな影響を与えるため、大きな問題となっている。
 そこで、本授業では、化学の立場から環境汚染などの環境問題に関する理解を深めることを目的とする。

達成目標

1.水質汚濁、大気汚染などの一般的な環境問題の概要を理解し、説明できること。
(授業計画の1〜9に対応)
2.酸性雨、地球温暖化問題などの地球環境問題の概要を理解し、説明できること。
(授業計画の10〜13に対応)
3.環境保全に関する法律についてその概要を理解し、説明できること。
(授業計画の2、4、8、9に対応)

授業計画

1.わが国の環境問題の歴史
  環境問題とは、公害事件の事例
2.環境汚染物質
 人工有害物質、ダイオキシン類。環境ホルモン、化学物質過敏症、PRTR
3.大気の環境(1)
大気汚染、大気汚染物質と健康障害、
4.大気の環境(2)
  大気汚染物質、大気の環境基準、
5.大気の環境(3)
大気汚染の現状、大気汚染防止対策
6.水の環境(1)
   水質汚濁、
水質汚濁物質と健康障害、
7.水の環境(2)
  水質汚濁の概況
8.水の環境(3)
  水質の環境基準,水質浄化対策
9.土壌の環境(1)
   土壌汚染の概況, 土壌汚染物質と健康障害、
10.土壌の環境(2)
   土壌の環境基準, 土壌汚染対策
11.地球の環境(1)
地球温暖化問題
12.地球の環境(2)
二酸化炭素問題
13.地球の環境(3)
   酸性雨とその対策
14.地球の環境(4)
   オゾン層破壊
15.授業の総括
    本授業のまとめを行う。説明が不十分であったところなどの補足も行う。
16.期末試験(範囲は上記1〜15とする。ウエイト、1〜15:100%)教科書、配布資料,電卓など参照不可

評価方法と基準

達成目標1〜3のいずれも、期末試験により評価する。科目の合否は、期末試験を100点満点として、その得点が60点以上を合格とする。なお、5回以上欠席すると、期末試験の受験を認めない。
それぞれの教育目標に対する割合は、B:70%、C:30%

教科書・参考書

教科書:「環境と生命」及川紀久雄 編著/三共出版および配布プリント
参考書:「化学教科書シリーズ 環境化学概論」田中 稔他2名著/丸善、「環境科学要論」世良 力著/東京化学同人、「新版やさしい環境科学」保田仁資著/化学同人、「環境衛生の化学」篠田純男他3名著/三共出版、 「専門基礎ライブラリー環境科学」金原 粲監修、渡辺征夫他著/実教出版など多数

履修前の準備

特になし

学習・教育目標との対応

1.(B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力.
2.(C)人類が生存している自然環境を理解し,化学技術者として技術が社会や自然に与える影響を判断できる能力

オフィスアワー

授業終了後2時間程度、大宮校舎講師室にて
大宮校舎での講義・実験日以外であれば、研究室へどうぞ

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:44 JST 2012