資源化学 |
Resource Chemistry |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 応用化学科 |
開講学年 | 3年次 |
開講時期 | 後期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
講師 | 大田正人 |
1. | 平均組成である地殻から資源が濃集される過程を理解し,地球環境における資源のおかれている位置と環境に与える影響を認識する. |
2. | 工業原料として得られる天然資源の条件と,効率的な利用の現実を認識できる. |
3. | 製造過程の副生成物や,回収過程を理解し環境に与える負荷過程の軽減を認識できる. |
1. | 人間も資源である ・広い定義・狭い定義における資源の認識 ・人間生活と資源 ・未利用物資の資源化・必要資源の開発 |
2. | 地球と資源 ・元素と存在度?人間が使える資源の量 ・資源化学を学ぶための鉱物学の常識 |
3. | マグマに起因する鉱床(1) ・マグマが冷却していく過程で生成する鉱床 |
4. | マグマに起因する鉱床(2) ・マグマ冷却の末期に生成する鉱床 ・熱水鉱床 |
5. | 堆積鉱床(1) ・環境の化学条件の変化により生成する鉱床 |
6. | 堆積鉱床(2) ・蒸発等,溶解度の差異により生成する鉱床 ・生物が関与して生成する鉱床 |
7. | 堆積鉱床(3) ・風化作用により生成する鉱床 ・環境が風化過程に与える影響 |
8. | 変成鉱床 鉱床成因のまとめ 重要な金属資源について |
9. | 成因と利用法 ・珪酸質原料を例として,成因とそれによる利用方法の相違 |
10. | 資源の組成と利用方法 ・長石質原料?固溶関係と,カリ長石がなぜ陶磁器原料として優秀か |
11. | 資源の構造と利用方法 ・粘土質原料;構造の相違とその特質の利用 ・ゼオライト;特殊構造形成とその利用 |
12. | 採取方法と回収資源 ・微生物を利用した資源の回収 ・回収資源と天然資源 |
13. | 石灰石物語(1) ・日本で自給できる資源である石灰石と人間生活の関わりを,実際の産業の中でCaOの流れとして追う |
14. | 石灰石物語(2) |
15. | その他の資源 ・各種無機質資源の各論とその利用 ・トピックス |
1. | (B)無機化学,有機化学,物理化学,分析化学,生物化学,化学工学,高分子化学,材料化学等の応用化学の基礎知識と,その応用能力. |
2. | (C)人類が生存している自然環境を理解し,化学技術者として技術が社会や自然に与える影響を判断できる能力 |
・ | 授業終了後,研究室にて |