D0350100

分析化学実験

Laboratory Course of Analytical Chemistry

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

3

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

実験
講師大田正人この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

これから応用化学科の種々の科目を学んで行く上で必要とされる基礎的な化学実験の操作を習熟する。さらに、重量分析、容量分析実験を繰り返し行い、溶液の濃度、滴定の計算、重量分析の計算などの分析化学の基礎を完全に習得する。

達成目標

1.安全および環境に配慮した基礎的な分析化学実験の技術を習得する。(授業計画の1〜9に対応)
2.溶液の濃度、滴定反応および重量分析などの分析化学の基礎的計算ができる。(授業計画の2〜10に対応)
3.形式の整った実験報告書の作成を行うことができる。(授業計画の2〜9に対応)

授業計画

実験準備(実験室における諸注意:試薬、廃液の取り扱い、実験室内における安全、事故対策、実験結果の取り扱い、実験器具の準備)
酸塩基滴定(HCl標準溶液の調製と標定、NaOHとNa2CO3の混合物の定量)
酸化還元滴定(KMnO4標準溶液の調製と標定、酸化還元滴定による鉄塩中のFeの定量)
SO4の定量(結晶硫酸銅中のSO4の重量法による定量)
鉄の定量(鉄塩中の重量法によるFeの定量)
ニッケルの定量(ジメチルグリオキシムを沈殿剤とするNiの定量)
キレート滴定(EDTAを用いた金属イオンの容量分析)
沈殿滴定(Mohr法およびVorhard法を用いるハロゲンイオンの定量)
イオン交換(イオン交換樹脂を用いる金属イオンの分離・定量)
講義(実験に必要な溶液の濃度、滴定反応および重量分析などの計算に関する講義)
演習1(実験に必要な溶液の濃度、滴定反応および重量分析などの計算に関する演習)
演習2(実験に必要な溶液の濃度、滴定反応および重量分析などの計算に関する演習)
演習3(実験に必要な溶液の濃度、滴定反応および重量分析などの計算に関する演習)
演習4(実験に必要な溶液の濃度、滴定反応および重量分析などの計算に関する演習)
上記の講義、実験および演習は,複数のグループに分かれて行うので上記順序は受講生により異なる.

評価方法と基準

達成目標1-3は、実験報告書(実験終了時の質疑応答の評価も含む、実験態度の評価も考慮することがある)および演習テストで評価する。
科目の合否は(実験報告書:80点満点)+ (演習テスト:20点満点)として、総合得点が60点以上を合格とする。
それぞれの教育目標に対する割合は、E:20%、F:80%

教科書・参考書

教科書:「分析化学実験」芝浦工業大学工学部応用化学科編
参考書:例えば「新分析化学実験」日本分析化学会北海道支部編 化学同人など多数

履修前の準備

分析化学1を履修しておくこと

学習・教育目標との対応

1.(E)主体的に知的活動を行い,計画的に学習できる能力.
2.(F)基礎的な化学実験技術の保有と,それを利用して問題を解決する能力.

オフィスアワー

授業終了後、化学実験室にて
大宮校舎での講義・実験日(毎週月、金曜日)以外であれば、研究室へどうぞ

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:47 JST 2012