D0570400

地質・鉱物化学実験

Laboratory Course of Geology and Mineralogical Chemistry

開講部

工学部

開講学科

応用化学科

開講学年

2年次

開講時期

不定

単位数

1

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

実験
講師大田正人この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

応用化学の1分野である鉱物化学および,その関連である地学分野の基礎的な実験演習を行う.
鉱物化学,地学の基礎技術である固体試料の薄片の作成,偏光顕微鏡による含有鉱物の同定.岩石のアルカリ溶融による溶解,それによる鉱物組成の決定.X線回折による鉱物の同定,固溶体物質の理解.野外実習(巡検)による地質構造の理解.これらの基礎技術を体験することにより,鉱物化学,地学分野の解析技術を体得し固体化学への理解を深める.地質構造への理解を深め,資源問題への理解を深める.

達成目標

1.応用化学の一部である鉱物化学分野の実験技術を修得する
2.地殻表面の構造を理解することにより,自然環境への理解を深める.

授業計画

1.岩石薄片製作と偏光顕微鏡観察
  ・岩石の薄片製作
  ・固体の光学的性質の理解
  ・偏光顕微鏡による各種鉱物の同定
2.岩石の化学分析
  ・アルカリ溶融によるケイ酸塩分析
  ・それによる鉱物組成の決定
3.X線回析
  ・X線回折分析による岩石の同定
  ・格子定数測定による固溶体を形成する岩石の組成決定
4.野外実習
  ・地層の走行・傾斜の測定
  ・地質構造の推定
  ・地層内外の色々な構造の観察
  ・地形の観察

評価方法と基準

授業計画2と3は,別々の手法で鉱物組成を決定するので,2項目で1通のレポートとする.
3通のレポートで評価を行い,総合得点率が60%以上を合格とする.
それぞれの教育目標に対する割合は、C:20%、F:80%

教科書・参考書

教科書:自作のプリントを使用
参考書:鉱物の顕微鏡観察(地人書館)

履修前の準備

3年生はセラミックス化学を履修すること

学習・教育目標との対応

1.(C)人類が生存している自然環境を理解し,化学技術者として技術が社会や自然に与える影響を判断できる能力
2.(F)基礎的な化学実験技術の保有と,それを利用して問題を解決する能力.

オフィスアワー

授業と,実験担当日意外はいつでも

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:53 JST 2012