E0081900

電気磁気学演習2

Exercises in Electromagnetism 2

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

1

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

演習
教授下村昭二この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

電気磁気学1ならびに電気磁気学2で学んだ理論や公式を基本として、理論解析が可能な種々の形状の物体について磁界や磁気力ならびに電磁エネルギーの計算能力を養う。同時に、SI単位の利用について修得し、他者に対する正確な情報伝達能力の向上を図る。

達成目標

1.定常電流と静磁界に関する基本法則を応用し、具体的な条件の場合に対する電流分布、磁界、磁気力の計算ができる。
2.磁界に磁性材料が与える影響、および磁界と磁石、あるいは磁石同士の力などを計算できる。
3.最低でも100題の演習問題を解くことを目標とする。

授業計画

1.電流(1)
  ・電流と電気抵抗
  ・電流密度
2.電流(2)
  ・電気伝導モデル
  ・電源と起電力
・キルヒホッフの法則
3.電流(3)
  ・電気回路と電力
  ・定常電流界と静電界
4.電流と磁界(1)
  ・アンペアの力
  ・ローレンツ力
  ・磁界、磁束、磁束密度
5.電流と磁界(2)
  ・ベクトル積
  ・ビオ・サバールの法則
  ・磁束密度の連続性
  ・磁気に関するクーロンの法則
6.電流と磁界(3)
  ・アンペアの周回積分の法則
7.電流と磁界(4)
  ・ストークスの定理
  ・ベクトルの回転
  ・分布電流による磁界
8.電流と磁界(5)
  ・磁界中の電流に働く力
  ・磁気モーメント
9.磁性体(1)
  ・磁化
  ・磁化電流
10.磁性体(2)
  ・磁性体中の磁界の強さ
11.磁性体(3)
  ・磁性体の境界条件
  ・強磁性体の磁化
12.磁性体(4)
  ・磁気回路
13.磁性体(5)
  ・自己減磁力と磁極の強さ
14.電磁誘導
15.電磁界を表す方程式
16.回転機、変圧器の原理

評価方法と基準

1. 毎回演習問題を課し、レポートとして提出する。その成績で目標到達度評価 40%
2. 小テストを3回行い、その成績で目標到達度評価 60%
3. いずれも60点以上を合格とする。

教科書・参考書

参考書:渡辺征夫・青柳晃;工科の物理3・「電磁気学」,培風館
参考書:河野照哉、「応用電気磁気学」培風館
参考書:後藤憲一、山崎修一郎、「詳解電気磁気学演習」共立出版
参考書:河野照哉、桂井誠「電気磁気学演習」電気学会大学講座、オーム社

履修前の準備

電気磁気学1と2の履修(履修中を含む)を前提とする。
三角関数、ベクトル解析の基礎、複素数の基礎を習熟していることを前提とする。
わからない場合は、自分が納得できるまで学習すること。

学習・教育目標との対応

1.D1:電気工学の根幹となる電気磁気学および電気回路の基礎理論を理解し,電気現象を説明することができる。

オフィスアワー

前期毎週月曜日13:10-17:00(大宮)
月曜日を除く毎日 9:00-18:00(豊洲 11I32室)
e-mailでも受け付けます
matu0704@sic.shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:44:57 JST 2012