E0452200

電子計測

Electronic Measurement

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

長谷川律雄この授業の2010年度のアンケートを参照

授業の概要

電子計測の基本概念を学習し、その役割・重要性を理解する。測定の精度の評価には「誤差」と「不確かさ」が用いられているが、それらの概念と違いを理解する。
電子計測器の設計によく使われるテブナンの定理とオペアンプ回路を学習して回路設計を習得する。
各種の物理量の計測に使用される主なセンサの変換原理と測定方法を理解する。
測定の統計的モデルと誤差伝播の法則を理解し、最後に電子計測器の設計方法を学習する。

達成目標

1.計測用電子回路の原理を理解し、回路図からその機能が説明できる。
(授業計画の2?5に対応)
2.各種物理量に対する測定方法と主なセンサの変換原理を理解する。
(授業計画の6?9に対応)
3.計測システムの基本を理解し説明できる。
(授業計画の1、10?14に対応)

授業計画

1.電子計測について
(計測の基本概念、単位系、計量標準)
2.計測用電子回路(1)
(入力回路、テブナンの定理、ブリッジ回路)
3.計測用電子回路(2)
(信号処理回路、OPアンプ)
4.計測用電子回路(3)
(周波数特性、回路素子)
5.計測用電子回路(4)
(A/D変換、指示計器)
6.センサの構造と変換原理(1)
(センサの分類、温度、磁気の計測)
7.センサの構造と変換原理(2)
(光の計測)
8.センサの構造と変換原理(3)
(機械量の計測)
9.センサの構造と変換原理(4)
(運動の計測)
10.計測システム(1)
(計測システムの特性、誤差伝播)
11.計測システム(2)
(測定の統計的性質、確率モデル、正規分布)
12.計測システム(3)
(校正、誤差、不確かさ)
13.計測システム(4)
(ノイズ、周波数特性)
14.計測システム(5)
(サーボ型計測器、電子計測器の設計)
15.期末試験

評価方法と基準

主に、達成目標1、2はショートテスト、達成目標1?3は期末試験により評価する。
補助的に、授業中の質疑応答、レポートにより評価する。
授業中の質疑応答、レポート、ショートテストを併せて30%、期末試験を70%の割合で評価し、総合得点の60%以上を合格とする。

教科書・参考書

プリントを配布する。

履修前の準備

「電子回路1」、「電子回路2」および「線形システム解析」を受講するか、同等レベルの内容を参考書等で理解する。

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

授業日 13:00?14:00 書記センター(10F 電気・情報系事務室1)

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:08 JST 2012