E0284900

マイクロコンピュータ2

Microcomputer 2

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授安藤吉伸この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

【概要】
マイクロコンピュータは,多くの電子機器に使用されている小型のコンピュータ素子である.
マイクロコンピュータの開発スキルは,多くの機器開発において必要とされており,
開発にはソフト・ハードの知識が必要となる.
ここでは,マイクロコンピュータの基礎的な開発技術について学習する.

【一般目標】
マイクロコンピュータの基本構造や用語を理解し,ソフト・ハード開発に役立つ実践的な能力を身につける.

【関連科目】
 マイクロコンピュータ1、コンピュータ入門

【アンケート】
 授業の最終日頃にアンケートを実施する

【相談時間】
 授業中および授業終了後に受け付ける。メールでも随時受け付ける

【連絡先】
 yando@sic.shibaura-it.ac.jp

達成目標

1.(入出力)入出力インターフェースに関して理解し,関連問題が解ける
2.(割込み)割込み処理に関する基本知識を修得し,関連問題が解ける
3.(A/D・D/A)A/D・D/A変換の原理を理解し,関連問題が解ける
4.(アルゴリズム)アルゴリズムとデータ構造の基礎知識を修得し,関連問題が解ける

授業計画

1.(入出力)入出力インターフェース(1) 入力ポートの機能,チャタリングを理解する
2.(入出力)入出力インターフェース(2) チャタリング除去方法(回路例とソフト例)を理解する
3.(入出力)入出力インターフェース(3) 出力ポートの機能,ダーリントン駆動,7セグメントLED表示を理解する
4.(入出力)入出力インターフェース(4) ダイナミック表示,マトリクス入力を理解する Short report1実施
5.(割込み)割込み処理(1) 割込み処理,優先順位,多重割込み,タイマ割込み,ベクタ割込みを理解する
6.(割込み)割込み処理(2) 内部割込み,外部割込み,ポーリング,スプーリングを理解する
7.(割込み)割込み処理(3) マイコンにおける割り込み処理の記述例を理解する Short report2実施
8.(A/D・D/A)A/D・D/A変換の原理(1) 2重積分型A/D変換,逐次比較型A/D変換を理解する
9.(A/D・D/A)A/D・D/A変換の原理(2) 追従比較型A/D変換,並列比較型A/D変換を理解する
10.(A/D・D/A)A/D・D/A変換の原理(3) サンプルホールド,エリアシングノイズ,入力フィルタを理解する
11.(A/D・D/A)A/D・D/A変換の原理(4) 重み抵抗形D/A変換,はしご形D/A変換,出力フィルタを理解する Short report3実施
12.(アルゴリズム)アルゴリズムとデータ構造(1) キュー,スタック,リスト構造を理解する
13.(アルゴリズム)アルゴリズムとデータ構造(2) ツリー構造,グラフ構造を理解する
14.(アルゴリズム)アルゴリズムとデータ構造(3) 最短路問題(ダイクストラ法)を理解する Short report4実施
15.期末試験 各個別目標が理解できたかどうかを評価する

評価方法と基準

本科目の達成目標に従い,(1)入出力インターフェース,(2)割込み処理,(3)A/D・D/A変換の原理,(4)アルゴリズムとデータ構造がそれぞれ理解できたかどうかを評価する.原則としてShort reportと期末試験により評価を行う.期末試験に関しては,ノート持ち込み可とする予定である.達成目標1はShort report1,達成目標2はShort report2,達成目標3はShort report3,そして達成目標4はShort report4により評価する.科目の合否は,Short reportと期末試験の合計点で評価する.ただし、場合によってはShort reportの回数を増やすことがある.総合得点は,(Short report:2点満点×回数)+(期末試験:100点満点)として,総合得点率が60%以上を合格とする.

教科書・参考書

1.C言語によるはじめてのアルゴリズム入門(技術評論社,河西朝雄)

履修前の準備

「マイクロコンピュータ1」,「コンピュータ入門」,「コンピュータ入門演習」,「製作実験」におけるコンピュータのソフト・ハードの知識を修得しておくと,理解の助けになる.また,「電子回路1・2」や「ディジタル回路」におけるハードウェアの基礎知識を有していることが望ましい.

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

授業中および授業終了後に質問を受け付ける。メールでも随時質問を受け付ける

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:46:47 JST 2013