E0625300

メカトロニクス

Mechatronics

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

4年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授石橋文徳この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

現代の産業機器は機能が自動化され、機械、電気、制御、通信、コンピュータ等の技術を複合化した機器となっている。
電気、電子技術と機械技術が複合化されたロボットに代表されるメカトロニクス技術の発展が目覚しい。
本講義ではメカトロニクス技術の構成要素やその技術について説明する。
具体的には、センサ、駆動機器(モ−タ)、駆動機器の適用方法(慣性モヘメント、温度上昇、始動、停止、規格)、シーケンス制御ドライバーなどについて講義する。

達成目標

1.各種センサ(長さ,温度,歪、磁気,トルク)の説明ができる。
2.各種駆動機器(空圧、油圧、電動力)の駆動力発生と応用について説明できる。
3.慣性モーメント、機器の温度上昇および負荷運転の概略をを説明できる。

授業計画

1.メカトロニクス総論
  ・メカトロニクスの要素
  ・センサの構成
2.センサのタイプと使用方法
  ・構成と信号変換
  ・分類
3.変位センサ
  ・ポテンショメータ
  ・光学式、超音波式、渦電流式
4.回転センサ
  ・ロータリーエンコーダ、レゾルバ
  ・位置センサ
5.ひずみゲージ
  ・原理と力、トルクの測定
  ・磁気センサ
6.温度センサ
  ・熱電対
  ・焦電型センサ
7.中間試験
  範囲は上記 1〜5および講評
8.光センサ
  ・フォトダイオード、トランジスタ
9.駆動力の分類とモ−タ
  ・空圧、油圧、電磁力の各機器
  ・電動力とモ−タ
10.モ−タと負荷
  ・トルクの発生と損失
  ・負荷の種類と安定運転
11.慣性モーメント
  ・慣性モーメントの計算
  ・始動と停止
12.温度上昇
  ・熱時定数
  ・反復運転
13.シーケンス制御
  ・シーケンス制御回路
14.規格
  ・国内外の規格
  ・絶縁
15.定期試験
  出題割合:1〜6が20%、8〜14が80%。

評価方法と基準

(中間試験:100点満点)+(定期試験:100点満点)=200点として,総合得点が60%以上を合格とする。

教科書・参考書

「メカトロニクス入門」(山田 耕治 監修,実教出版)
「電動力応用」(阪上 三郎著,電気書院)
「電動力応用工学」(藤田 宏著、森北出版)

履修前の準備

制御工学、マイクロコンピュータ1,2を履修しておくことが望ましい。

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

日曜日、祭日や休日などを除く、時間中。
研究室 豊洲校舎 10階 O32

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:16 JST 2012