E0410000

電力系統工学1

Electric Power System Engineering 1

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授藤田吾郎この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

概略: 電力システムは身近なエネルギーであり、生活に不可欠となっている。本講義では、電力システムの基本構成,等価回路,送電回路の計算手法などについて学ぶ。
一般目標: 発送配電から構成される電力システムの系統構成と運用の概要を理解する。また送電系統の計算手法を中心として,電力系統の解析手法を習得する。

達成目標

1.電力システムの構成について説明ができる。
2.三相交流計算および単位法計算ができる。
3.送電系統のモデル化ができる。
4.送電系統の解析計算ができる。

授業計画

1.電力系統の構成
・発電・送電・配電のフロー ・系統図
2.需給制御
・日負荷曲線 ・負荷持続曲線
3.わが国の系統構成
・日本の系統分布 ・各事業者の連系
4.有効・無効電力の計算
・電力の定義 ・位相と有効電力
5.送電回路
・変圧器と調相設備 ・分布定数回路
6.線路定数
・線路インピーダンス ・対地アドミタンス
7.分布定数回路
・特解 ・一般解
8.4端子回路
・T形回路 ・パイ形回路
9.電力円線図
・必要調相容量 ・電圧の改善
10.無効電力の調相
・調相用コンデンサ ・分路リアクトル
11.単位法の概要
・計算方法 ・理論
12.単位法の利点の整理
・等価性の証明 ・変圧器の計算
13.単位法を用いた計算
・実際値と換算値の対応 ・単線結線図からの計算例
14.例題演習
・単位法の問題 ・送電系統の計算問題
15.最終日 ・期末試験

評価方法と基準

達成目標(1)〜(4)に基づく内容の毎回配布のプリント(40%)および期末試験(60%)により評価を行い,60点以上を合格とする。

教科書・参考書

講義用テキスト『電力システム工学』(生協にて頒布)

履修前の準備

電気回路1・2・3の履修が望ましい

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

講義終了後および木曜日全日
E-mail: gfujita@sic.shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:18 JST 2012