E0350800

電力系統工学2

Electric Power System Engineering 2

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授藤田吾郎この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

概略: 電力系統工学1に引続き、潮流計算、対象故障計算、安定度計算などの解析手法と、周波数制御、経済運用、供給信頼度計算などの電力システム運用手法を学ぶ。
一般目標: 電力システムの故障計算,過渡計算,周波数制御,電圧制御,経済負荷配分,供給信頼度等を理解して説明・計算ができる。

達成目標

1.故障計算・安定度計算ができる。
2.各種制御手法を理解し,説明ができる。
3.供給にかかわる信頼性指標を理解し説明ができる。
4.電気事業にかかわる諸設備を理解し説明ができる。

授業計画

1.潮流計算の定式化
・ガウスザイデル法 ・ノード指定条件
2.故障計算
・同期機の構造 ・三相送電回路における故障の分類
3.対称座標法
・絶対変換 ・ゼロ相・正相・逆相成分の計算
4.安定度
・同期運転 ・脱調
5.等面積法
・安定性の判別 ・安定度向上策
6.送配電の保護システム
・各種継電器の動作原理 ・継電器の動作原理
7.周波数制御
・周波数維持の目的 ・各種負荷周波数制御方式
8.電圧制御
・無効電力と電圧の関係 ・調相設備
9.経済運用
・発電機の最適運用 ・ラグランジュ方程式
10.経済負荷配分
・火力機の経済負荷配分 ・制約条件
11.供給信頼度
・供給支障確率 ・供給支障時間
12.直流送電
・交流送電との比較 ・潮流制御方式
13.配電
・構成設備 ・技術基準
14.例題演習
・授業内容に関わる計算 ・説明問題
15.最終日
・期末試験

評価方法と基準

達成目標(1)〜(4)に関する毎回配布のプリント(40%)および期末試験(60%)で評価を行い、60点以上を合格とする。

教科書・参考書

講義用テキスト『電力システム工学』(生協にて頒布)

履修前の準備

受講要件: 電気回路1・2・3,電力系統工学1の履修が望ましい

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

講義終了後および火曜日全日
E-mail: gfujita@sic.shibaura-it.ac.jp

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:00 JST 2013