E0715200

製作実験

Implementation and Experiments

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

実験
教授安藤吉伸この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

【概要】
この製作実験では、ライントレースロボットを一人一台、設計し製作する。
そのライントレースロボットを製作する過程において、光反射型センサ、
モータ駆動回路、そしてマイクロコンピュータシステムを開発する。

【一般目標】
ライントレースロボットの開発を通じて工学的基礎知識、プログラミングスキル、
そしてシステムインテグレーションの技術を習得する。

【関連科目】
 コンピュータ入門、制御工学、マイクロコンピュータ1、マイクロコンピュータ2

【アンケート】
 授業の最終日頃にアンケートを実施する

【相談時間】
 授業中および授業終了後に受け付ける。メールでも随時受け付ける

【連絡先】
 mizukawa@sic.shibaura-it.ac.jp
 yando@sic.shibaura-it.ac.jp

達成目標

1.(システム基礎)ロボットシステムに関する基礎知識を修得し,ロボット製作に応用できる
2.(マイコン基礎)マイクロコンピュータに関する基礎知識を修得し,ロボット製作に応用できる
3.(ハード作成)ハードウェア製作スキルを獲得し,ロボット製作に応用できる
4.(プログラム作成)プログラム製作スキルを獲得し,ロボット製作に応用できる
5.(システム総合)ロボットシステムの総合的な開発力を獲得し,ロボットに与えられた課題を実現できる

授業計画

1.(システム基礎)ガイダンス
    製作実験の目的、製作方法(部品入手法、工具使用法、半田付け方法)、ロボットとは、
    ライントレースロボットの構造を理解する (設計図1(ラフスケッチ)提出)
2.(マイコン基礎)マイコン入力1
    PICマイコンについて理解する、台車、電子回路の設計する (設計図2(メカ機構図、メカ部品リスト)提出)
3.(マイコン基礎)マイコン入力2
    前回提出した部品リストのチェック、部品購入時の注意 (設計図3(回路図、回路部品リスト)提出)
4.(ハード作成)部品購入実習  (設計図4(修正があればメカ機構図や回路図を再提出、購入済部品リスト)提出)
5.(ハード作成)CPU基板のハンダ付けを習得する、LED点灯回路を製作する (製作レポート1提出)
6.(ハード作成)センサ回路、ドライブ回路を製作する (製作レポート2提出)
7.(ハード作成)台車の組み立てる (製作レポート3提出)
8.(ハード作成)製作仕上げ、回路チェックする
    モータに直接電池を接続して走行テスト (製作レポート4提出)
9.(プログラム作成)プログラム開発1
    LED点滅プログラム、スタートスイッチを用いたプログラムする (製作レポート5提出)
10.(プログラム作成)プログラム開発2
    ロボット走行プログラム(センサなし)、直線2コース[m]を5回走らせてデータをとる (製作レポート6提出)
11.(プログラム作成)プログラム開発3
    センサ入力プログラム、曲率半径の違う円弧に沿って走行するプログラムを製作する (製作レポート7提出)
12.(プログラム作成)プログラム開発4
    センサを用いてラインをトレースするプログラムを開発する (製作レポート8提出)
13.(プログラム作成)プログラム開発5
    競技会に向けたプログラムを開発する (製作レポート9提出)
14.(システム総合)競技会
    各自のハード・ソフトを評価する
15.(システム総合)最終レポートの作成および提出
    製作プロセスと結果を自己点検評価する

評価方法と基準

達成目標1,2は設計図1〜4により評価し,達成目標3は製作レポート1〜4と製作完成度により評価し,達成目標4は、製作レポート5〜9により評価し,達成目標5は最終レポートおよび競技会結果により評価する.
総合得点については,毎回の製作レポート(30%),製作完成度(20%)、最終レポート(30%),および競技会結果(20%)を総合的に評価する.
そして,総合得点率が60%以上を合格とする.

教科書・参考書

「ライントレースロボット入門」,水川真,春日智恵,安藤吉伸著,オーム社,IBSN4-274-08741-7,\2700
「PICマイコンによるロボット製作入門」,水川 真,春日 智惠,安藤 吉伸,小川 靖夫 共著 ,オーム社,ISBN 4-274-20277-1,¥3675円(本体3500円+税)
PIC CPUキット,教科書は生協にて事前頒布する.
その他,必要に応じてプリントを配布する.

履修前の準備

コンピュータ入門

学習・教育目標との対応

1.E2:設計から製作および評価に至るまで一連の過程を体験し、デザイン能力を身につけ活用できる。

オフィスアワー

授業中および授業終了後に質問を受け付ける。メールでも随時質問を受け付ける

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:04 JST 2013