E0732700

新エネルギー発電概論

New Energy Engineering

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

4年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師野呂康宏この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

地球温暖化の防止、ゼロエミッションや資源保護などに期待されている化石エネルギーおよび非化石エネルギーによる新しい発電について学ぶ。太陽光発電、風力発電、燃料電池等の各種新エネルギー変換につき原理、構成、運転特性、既設電力系統との連系など基礎的な知識を習得し、それぞれの発電について最近の状況について学び、同時にそれぞれの持っている課題も学ぶ。

達成目標

1.分散型電源の系統連系に関わる装置構成・保護の必要性を理解できる。
2.風力発電の原理・構成・運用について理解できる。
3.燃料電池発電の原理・システム構成及び開発状況を理解できる。
4.地熱発電・海洋発電について原理や開発動向を理解できる。
5.太陽光発電システムの構成要素の機能・原理を理解できる。
6.電池を用いた電力貯蔵・その他の電力貯蔵の原理や開発動向を理解できる。

授業計画

1.新エネルギー発電のガイダンス
  ・エネルギー事情
  ・新エネルギー発電の必要性
  ・分散型電源の種類
2.分散型電源
  ・系統連系・保護の構成・原理
  ・系統連系用パワーエレクトロニクス技術の要点
3.風力発電
  ・原理
  ・構成
4.風力発電
  ・発電装置
5.風力発電
  ・大規模発電
  ・運用方法
6.燃料電池
  ・原理
  ・種類
7.燃料電池
  ・システム構成
  ・主要機器
  ・熱と物質収支
8.燃料電池
  ・環境調和型発電
  ・家庭用燃料電池
  ・マイクログリッド
  ・自動車
9.その他の自然エネルギー
  ・地熱発電
  ・海洋発電
10.太陽光発電
  ・太陽電池の原理
11.太陽光発電
  ・システム構成
  ・動作
12.電力貯蔵
  ・電池電力貯蔵装置
13.電力貯蔵
  ・その他貯蔵装置
14.バイオマス発電・水素エネルギー社会
  ・バイオマスの定義、概念
  ・水素社会の概念
  ・自然エネルギーによる水素製造
15.期末試験

評価方法と基準

毎授業時に理解度テストを実施する。
後期終了時に期末試験を実施する。
上記により60点以上を合格とする。

教科書・参考書

教科書 なし
参考書 (1)コロナ社「エネルギー変換工学」 谷、小山、大野共著、
    (2)「新エネルギー便覧」 通商産業調査会 資エネ庁編

履修前の準備

なし

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

講義終了後
メールによる

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合80%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:24 JST 2012