E0733500

ディジタル計測制御

Digital Control and Measurements

開講部

工学部

開講学科

電気工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

櫛橋康博この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の概要

近年,コンピュータは,家電からロボット,生産システムに至るきわめて多様な分野で利用されている.ところが,ほとんどのセンサは単体ではアナログ信号を出力する.これをコンピュータで処理するには,まずディジタル化して値を取得し,それをもとに演算処理を行い,適切な信号を出力するという一連のプロセスが必要となる.それにはどのようなシステムが必要か,離散化によってデータはどのような影響を受けるのかについて学ぶとともに,入力信号に基づいて制御を行なうための基本的な演算方法や数式をアルゴリズム化する手法,簡単なアクチュエータの駆動方法などについて学べるよう,実例を示しながら,演習を組み合わせながら授業を進めてゆく.

達成目標

1.アナログとディジタルの違いについて理解し,アナログ信号をディジタル信号に変換する仕組み,ディジタル化のメリットや問題点などを理解し,身につける.
2.ディジタル化されたデータをどのような演算処理をすればどのような効果が得られるのかについて理解し,そのために必要な数式をC言語のプログラムとして記述できるようになる.

授業計画

1.ディジタルシステムとアナログシステム
2.A/D変換器の構成
3.サンプリング周波数と量子化
4.離散化による誤差
5.フーリエ変換
6.離散フーリエ変換
7.プログラム演習(1)
8.窓関数
9.プログラム演習(2)
10.移動平均・重み付き平均と積和演算
11.プログラム演習(3)
12.z変換
13.ディジタルフィルタ
14.トランジスタのスイッチングとPWM制御
15.計測・制御システムの実例紹介

評価方法と基準

演習課題,レポートにより評価し,評価点60点以上を合格とする.

教科書・参考書

プリントなど資料を配布する.

履修前の準備

AD変換について,過去に行なった実験テキストを復習しておくと良い.

学習・教育目標との対応

1.D3:電気工学の専門分野における理論と技術を学び、これら知識を駆使することにより,与えられた課題を解決することができる。

オフィスアワー

授業終了後,書記センターに居ます.
簡単な質問は電子メールでお願いします.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:08 JST 2013