F0065000

回路理論2

Electrical Circuit Theory

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授柴山秀雄この授業の2008年度のアンケートを参照

授業の概要

回路理論1の内容をベースとし、基礎回路から回路網の取り扱いへ発展させていく。特に、回路網の特徴を表現する行列や、回路網を表現する関数、および関数から回路を合成する方法について学ぶ。
また、実際に用いている回路を通して、回路解析、および回路設計の基礎について学ぶ。

達成目標

1.種々の手法を用いて、回路網の特性を解析できる。
2.基礎的な回路の設計ができる。

授業計画

1.エネルギと電力、およびその演習
・電気回路を構成する各素子の瞬時エネルギについて
2.電力のベクトル表示、およびその演習
・正弦波電力の実行値表示とベクトル表示について
3.Mで結合された回路のエネルギ・電力、およびその演習
・Mで結合された回路におけるベクトル電力とその等価回路について
4.線形回路の取り扱い、およびその演習
・キルヒホフの法則と線形回路
5.行列と行列式、およびその演習
・線形回路解析と行列計算
6.回路網の解析法、およびその演習
・環路解析法、および接点解析法
7.2端子対回路の取り扱い、および中間試験
・回路網解析法までの理解度を確認するための試験を行う
・2端子対回路とその特性を表現する方法
8.2端子対回路の取り扱い−その2、およびその演習
・Zパラメータ,Yパラメータ,Fパラメータについて
9.2端子対回路の取り扱い−その3、およびその演習
・前週続き、および各2端子対パラメータの利用法
10.2端子対回路の取り扱い−その4、およびその演習
・影像パラメータ, 反復パラメータについて
11.回路網関数1、およびその演習
・駆動点関数の性質ついて
12.回路網関数2、およびその演習
・駆動点関数の性質ついて(前回の続き)
13.LC2端子回路、およびその演習
・リアクタンス関数ついて
14.リアクタンス関数の部分分数展開、連分数展開による回路網の合成、およびその演習
・与えられたリアクタンス関数から回路を合成する方法について
15.期末試験

評価方法と基準

・講義内で与える演習課題(全5回を予定.20%)
・期末試験(80%)

教科書・参考書

教科書:回路理論1に同じ
参考書:大下眞二郎 著,“詳解 電気回路演習 下”,(共立出版)

履修前の準備

回路理論1,線形代数

オフィスアワー

講義終了後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:10 JST 2013