F0720000

情報処理1

Information Processing 1

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授上岡英史この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

コンピュータの歴史からはじめ,情報処理の基本であるデータの表現を詳しく述べ,コンピュータのアーキテクチャと演算・制御機能をハードウェアとソフトウェアの両面から解説する.特に,人間にとって身近な入出力装置の仕組みについて例を挙げて特徴づけ,それらの性能,および,信頼性に関する定量的評価方法を述べる.また,理解を深めるために,講義中数回の演習を行う.
本講義は,後期に開講される情報処理2と密接に関係があるため,両方の講義の受講を推奨する.

達成目標

1.情報処理用語が分かる
2.コンピュータの基本構成について理解し,情報処理の方法が分かる

授業計画

1.コンピュータの歴史
  ・計算機の誕生,第1世代---第5世代のコンピュータ
2.コンピュータのアーキテクチャ
  ・ハードウェアとソフトウェア,基本機能
3.データの表現(1)
  ・基数変換,2進数の四則演算,補数
4.データの表現(2)
  ・小数点表示,誤差
5.データの表現(3)
  ・文字データ,論理データ
6.論理代数と論理回路(1)
  ・論理演算子,真理値表
7.論理代数と論理回路(2)
  ・論理回路と算術回路,ブール代数と集合演算
(加えて,1.〜7. に関する演習を行う予定)
8.中間試験
9.演算機能と制御機能(1)
  ・命令語の形式
10.演算機能と制御機能(2)
  ・命令の実行
11.性能評価,システムの信頼性
  ・MIPS,FLOPS,平均命令実行時間,RASIS,稼働率
12.メモリアーキテクチャ
  ・メインメモリ,ROM,RAM,メモリシステムの高速化
13.補助記憶装置
  ・磁気ディスク,RAID,光ディスク
14.オペレーティングシステムの概要
  ・オペレーティングシステムのねらい,構成
(加えて,8.〜14. に関する演習を行う予定)
15.期末試験

評価方法と基準

演習(30%)および定期試験(70%)により評価する

教科書・参考書

宮崎正俊・白鳥則郎・川添良幸 著「コンピュータ概説 [第2版]」, 共立出版株式会社
掛井幹雄・木下稔雅・栗田良作・金野雅章・佐野羊介 著「情報技術」, コロナ社
山本喜則 著「ネットワーク技術を内包する現代の情報処理 [改訂版]」, 税務経理協会
小舘香椎子・上川井良太郎・中村克彦 著「教養のためのコンピュータサイエンス 情報科学入門 [第2版]」, 丸善株式会社
坂和正敏・矢野均・西崎一郎 著「情報科学入門」, 朝倉出版
(詳しくは,初回授業で指示する)

履修前の準備

基本的なコンピュータ操作および周辺機器に関する知識

オフィスアワー

水曜日の講義終了後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:30 JST 2012