F0730900

情報処理2

Information Processing 2

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授上岡英史この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

ソフトウエアおよび通信ネットワークの基礎的な講義を行う.ソフトウェアに関してはアルゴリズムとフローチャートを,通信ネットワークに関してはデータ通信技術と代表的なインターネットアプリケーションを中心に学習する.なお,アルゴリズムおよびフローチャートに関しては,製作実験2における実習内容の基礎となるものなので,相互活用すると理解がより深まる.また,理解を深めるために,講義中数回の演習を行う.

達成目標

1.基本的なアルゴリズムを理解し,フローチャートを作成できること
2.データ通信技術の仕組みおよびインターネットの構造が理解できること

授業計画

1.ソフトウェアとは
  ・基本ソフトウェア,応用ソフトウェア,ミドルウェア
2.プログラミング言語
  ・アセンブリ言語,高水準言語,手続き型言語,非手続き型言語,コンパイラ,リンカ
3.アルゴリズムとフローチャート
  ・アルゴリズムとは,入力・処理・出力,変数とデータ型,フローチャートの部品,ループ構造
4.アルゴリズムの作成
  ・順次処理,ループ処理,合計計算,カウント,平均計算,最大値・最小値計算
5.配列を用いたデータ構造
  ・配列の考え方,1次元配列,2次元配列,添字の制御
6.探索アルゴリズム
  ・線形探索,二分探索,ハッシュ探索
7.ソートのアルゴリズム
  ・ソートの考え方,単純ソート,バブルソート,シェルソート,フラグ処理
(加えて,1.〜7. に関する演習を行う予定)
8.中間試験
9.データ通信1
  ・アナログ通信とデジタル通信,通信システム
10.データ通信2
  ・シリアル通信とパラレル通信
11.ネットワーク技術
  ・ネットワークアーキテクチャ,OSI階層モデル,通信プロトコルと伝送制御,LAN,インターネット
12.ネットワークの応用1
  ・WWW (World Wide Web)
13.ネットワークの応用2
  ・電子メール
14.モバイル通信とユビキタスコンピューティング
  ・携帯電話ネットワーク,ユビキタス通信技術
(加えて,8.〜14. に関する演習を行う予定)
15.期末試験

評価方法と基準

演習(30%)および試験(中間・期末)(70%)により評価する

教科書・参考書

松山実・杉本公弘・横井利彰 著「コンピュータ概論」, オーム社
平野允・金谷孝之・寺内睦博・丁井雅美・宮崎龍二・下左近多喜男 著「情報処理システム概論」, 共立出版
小舘香椎子・上川井良太郎・中村克彦 著「教養のコンピュータサイエンス情報科学入門 第2版」
宮崎正俊・白鳥則郎・川添良幸 著「コンピュータ概説」,共立出版
(詳しくは,初回授業で指示する)

履修前の準備

情報処理1

オフィスアワー

木曜日の講義終了後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:11 JST 2013