F0760600

製作実験1

Practice in Construction 1

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

実験
准教授齋藤敦史この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 ハードウェア,およびソフトウェア双方の「ものづくり」を通してそれぞれの初歩的知識を体得するために開講された教科です。講義では、2つのグループに分かれ,それぞれにハードウェア実習,ソフトウェア実習を体験してもらいます.
ハードウェア実習では,実際に回路を作製し,その動作確認をするということを通して使用部品に関する知識,オッシロスコープやファンクションジェネレータ,電源等機器の使い方を学びます.
ソフトウェア実習ではプログラムの作成を通して「計算機に慣れる」,「プログラミングに慣れる」ことを中心にC言語を学びます.
さらに、この授業では、まだ環境に馴染めない新入生に仲間づくりの場を提供することも目指しています。

達成目標

1.オシロスコープ等電子機器と使用部品の機能と取り扱いの習得する。
2.オームとキルヒホフの法則を体得する。
3.プログラミングの基礎を習得する.
4.計算機の取り扱いを学ぶ.

授業計画

1.製作実験ガイダンス(全体)
  ・授業の目標と履修上の約束について
  ・クラスの班分け
2.ハードウェア実習1:
オシロスコープによる波形観測
  ・使用する機器の説明
  ・オシロスコープによる正弦波・矩形波・三角波の観測(F・G)
3.ハードウェア実習2:
  ・オシロスコープによる抵抗回路の電流と電圧の測定(正弦波)
  ・波高値と実効値
4.ハードウェア実習3:
・半田付け講習
・LED駆動回路の作製
5.ハードウェア実習4:
・LEDにおける電圧−電流特性(ダイオード静特性の測定)
・LEDの整流特性(正弦波入力に対するダイオードの応答)
6.ハードウェア実習5:
・トランジスタを用いたLED駆動回路の作製
  ・トランジスタの直流増福率の測定
7.ハードウェア実習6:
  ・トランジスタのスイッチング作用
・CdS光センサの利用(センサ応用として)
8.ハードウェア実習7:
・基礎的な機器の取り扱い,および電気回路基礎の習得状況を確認するための
口頭試問
9.ソフトウェア実習1:
・プログラミングとは何か
・UNIXの基本操作
  - Emacs エディタによるファイル編集
10.ソフトウェア実習2:
・C言語演習(1)
- モニタへの出力
- 変数の取り扱い(1), 四則演算
11.ソフトウェア実習3:
・C言語演習(2)
- 変数の取り扱い(2), 型変換
- キーボードからの数値の入力
12.ソフトウェア実習4:
・C言語演習(3)
- 条件分岐 (if文)
- 条件分岐 (switch文)
13.ソフトウェア実習5:
・C言語演習(4)
- 条件分岐 の演習
- ループ処理(1) (while文)
14.ソフトウェア実習6:
・C言語演習(5)
    - ループ処理(2)  (for文, 無限ループ文)
15.ソフトウェア実習7:
・C言語演習(6)
- ループ処理(3)  (do.. while文)
- ループ処理の演習
16.ソフトウェア実習8:
・試験

評価方法と基準

3回以上の欠席者は履修放棄と見なします.
ハードウェア実習:作製回路のチェック,レポート,およびに口頭試問.
ソフトウェア実習:各回の課題,および筆記試験.
両実習の評価点を基に評価する.

教科書・参考書

配布プリントを用います。

履修前の準備

当日行う事柄について下調べをしてから実習に参加すること。

学習・教育目標との対応

自分の背丈にあった学習法を「ものづくり」を通して体感して頂たい。

オフィスアワー

実験当日の12:00〜1:00をこの時間に充てます。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:31 JST 2012