F0733300

情報処理3

Information Processing 3

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

演習
准教授神澤雄智この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

コンピュータ実習室のVine Linux上でC言語の基本的なプログラミングを行います。

本講義は前年度後期に開講された専門科目「情報処理4」のつづきであり、本年度後期に
開講される科目「数値解析」の準備になります。
本講義の達成目標が技術の修得であるために、まずは講義の初めに復習を行って受講生の技術レベルを確認します。
その上で本講義の進行を決めていきます。
結果として、授業計画よりも進度が遅い場合もありますし、授業計画以上の内容を講義する場合もあります。
授業計画以上の内容については専門科目「数値解析」のシラバスを参考にして下さい。

予習の必要はありませんが、毎回の授業につき最低4時間半の復習時間が要求されます。
ほぼ毎回の講義でレポート課題が出題されますので、レポート課題が出題された週の
復習はレポート課題に取り組むことで賄われます。

初回の授業を受講する前に、
コンピュータ実習室のMicrosoft Windowsにログオンできることと
ハードディスク資源が制限以内であることを確認しておいて下さい。

達成目標

1.C言語の構造体を用いてユーザー定義型を作成/利用することができること
2.C++を用いて簡単なクラス作成ができること

授業計画

1.構造体の基本
(ドット演算子とアロー演算子の動作)
2.構造体による複素数型と有理数型の作成
(宣言,設定,画面表示)
3.構造体による複素数型と有理数型の作成
(四則演算を行う関数の実装(値渡し版))
4.構造体による複素数型と有理数型の作成
(構築と画面表示を行う関数の実装(値渡し版))
5.構造体による複素数型と有理数型の作成
(四則演算,構築,画面表示を行う関数の実装(ポインタ版),
分割コンパイル)
6.構造体によるベクトル型と多項式型の作成
(構築,画面表示,解放,算術演算を行う関数の実装)
7.構造体によるベクトル型と多項式型の作成
(浅いコピーと深いコピーの違い,コピー関数の実装)
8.C++の基本
(画面表示,const参照を引数に持つ関数)
9.複素数クラスと有理数クラスの作成
(メンバ関数の導入と非メンバ関数との違い)
10.複素数クラスと有理数クラスの作成
(コンストラクタの導入とprivateメンバの役割)
11.複素数クラスと有理数クラスの作成
(関数多重定義と演算子多重定義)
12.複素数クラスと有理数クラスの作成
(thisポインタ,参照を戻り値とする関数,四則演算代入演算子)
13.複素数クラスと有理数クラスの作成
(bool型,比較演算子,符号演算子),
複素数クラス/有理数クラスを用いたプログラミング
14.本講義のまとめ
15.期末試験

評価方法と基準

課題レポートと筆記試験

教科書・参考書

教科書:担当者の用意するWWW資料(http://www.kanz.ce.shibaura-it.ac.jp/info5/)を用います。
参考書:当該WWW資料内で紹介します。

履修前の準備

専門科目「情報処理4」成績B相当とUNIX系OSの基本操作が必要とされます。

オフィスアワー

火曜日14:00から19:00(出張・会議のないとき)。できる限り事前にアポイントメントを取って下さい。
また、電子メール(アドレスは講義中にアナウンスされる)やBBS(URLは講義中にアナウン
スされる)でも質問や相談を受け付けます。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:37 JST 2012