F0243300

マイクロコンピュータ

Microcomputer

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授上岡英史この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

パーソナルコンピュータは,その使い勝手の良さから家庭にまで浸透してきた計算機であるが,その仕組みについてはほとんどブラックボックス化されており,何かトラブルがあると素人ではお手上げである.本講義では,一般理工系大学生がコンピュータの基本的な動作原理を身につけることを目指し,ハードウェア,および,ソフトウェアがマイクロコンピュータ内でどのように構成・実装されているかを解説する.

達成目標

1.マイクロコンピュータのアーキテクチャを理解し,その動作原理,および,制御方式を習得する

授業計画

1.マイコン制御とは
  ・コンピュータの構成,マイコンとは,数値/非数値データ
2.マイコンの基本構成と動作(1)
  ・命令,機械語,ニーモニック・コード,制御部のはたらき
3.マイコンの基本構成と動作(2)
  ・演算部のはたらき,レジスタ,ポート
4.メモリ(1)
  ・RAM,ROM
5.メモリ(2)
  ・アクセスタイム,サイクルタイム
6.Z-80のハードウェアと命令(1)
  ・Z-80の信号,Z-80MPUの内部レジスタ,Z-80の命令
7.Z-80のハードウェアと命令(2)
  ・アドレッシングモード,演算命令,論理演算命令
8.フローチャート
  ・フローチャートの作成方法
9.アセンブリ言語
  ・ORG命令,END命令,DB命令,DW命令,DS命令,EQU命令
10.プログラミング技法(1)
  ・ループ処理
11.プログラミング技法(2)
  ・サブルーチン処理
12.インタフェース(1)
  ・インタフェースの構成,A/D変換機,D/A変換器
13.インタフェース(2)
  ・ハンドシェイク転送,割り込み
14.システム設計とプログラム開発
  ・システム設計指針,ハードウェアとソフトウェアの機能分担,プログラム開発システム
15.期末試験

評価方法と基準

演習(30%)および試験期末(70%)により評価する

教科書・参考書

樋口龍雄・鹿股昭雄 著「理工系のためのマイクロコンピュータ」, 昭晃堂
湯田幸八 著「パソコン・ハードウェア教科書」, オーム社
三木容彦 著「マイクロコンピュータの工学」, オーム社
松田忠重 著「マイクロコンピュータ技術入門,コロナ社
(詳しくは,初回授業で指示する)

履修前の準備

情報処理1および情報処理2の授業の内容を習熟していることが望ましい

オフィスアワー

水曜日の講義終了後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:16 JST 2013