F0830700

数値解析

Numerical Analysis

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授神澤雄智この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

自然現象や社会現象の解析のための関数方程式の数値解析に必要な基礎アルゴリズムとその性能を学んでいきます。
基礎的なアルゴリズムを実際にC言語でプログラミングしていきます。本講義の達成目標が技術の修得であるために、まずは講義の初めに復習を行って受講生の技術レベルを確認します。
その上で本講義の進行を決めていきます。
結果として、授業計画よりも進度が遅い場合もありますし、授業計画以上の内容を講義する場合もあります。

達成目標

1.数値解析に必要な基礎アルゴリズムを理解し、
CやC++を用いてそれらのプログラムを作成することができること

授業計画

1.本講義の概要
「情報処理5」の復習
2.ベクトルクラスと多項式クラスの作成
(new演算子とdelete演算子,コンストラクタとデストラクタ)
3.ベクトルクラスと多項式クラスの作成
(浅いコピーと深いコピーの違い,コピーコンストラクタ)
4.ベクトルクラスと多項式クラスの作成
(代入演算子)
5.ベクトルクラスと多項式クラスの作成
(参照を戻り値とする関数,添え字メンバ関数)
6.ベクトルクラスと多項式クラスの作成
(算術演算子の導入)
ベクトルクラスと多項式クラスを用いたプログラミング
7.複素数ベクトルクラス,複素数係数多項式クラス,複素数係数有理式クラスの作成
(has-a関係)
複素数係数有理式クラスを用いたプログラミング
8.派生による多項式クラスの拡張
9.派生による多項式クラスの拡張の続き
10.自動微分法と自動微分型クラスの設計
11.多項式クラスによる多項式展開法
12.抽象化による多項式クラスの整理
13.インターフェースと実装の分離
14.数値計算ソフトウエアの設計
15.期末試験

評価方法と基準

課題レポートと筆記試験

教科書・参考書

教科書:担当者の用意するWWW資料(http://www.kanz.ce.shibaura-it.ac.jp/na/)を用います。
参考書:当該WWW資料内で紹介します。

履修前の準備

科目「情報処理5」成績B相当とUNIX系OSの基本操作が必要とされます。

オフィスアワー

火曜日14:00から19:00まで(出張・会議のないとき)。できる限り事前にアポイントメントを取って下さい。
また,電子メール(アドレスは講義中にアナウンスされる)やBBS(URLは講義中にアナウンスされる)でも質問や相談を受け付けます。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:29 JST 2013