F0380300

マイクロ波工学

Microwave Engineering

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師野村徹この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

マイクロ波はテレビ中継、宇宙通信、各種レーダ、理学及び医学における応用等、極めて広範囲に使用されている。本講義ではこのようなマイクロ波工学の基礎原理をできるだけ系統的に述べる。

達成目標

1.電磁波の伝搬の原理を分からせ、超高周波の電磁波の特性を理解し、その応用についても考えられるようにする。

授業計画

1.マイクロ波とその特徴
  ・マイクロ波に関する一般的な事項とその特徴、発展の歴史等について述べる
2.電磁波の基礎1
  ・マクスウェルの方程式、波動方程式
3.電磁波の基礎2
  ・電磁波のエネルギーとポインティングベクトル、平面波の伝搬反射と透過
4.伝送線路1(一般)
  ・伝送方程式とその解、反射係数と定在波比
5.伝送線路2(一般)
  ・スミス図表、伝送電力と伝送損失
6.伝送線路3(各論)
  ・矩形導波管、TE・TMモードの伝搬
7.伝送線路4(各論)
  ・円形導波管、TE・TMモードの伝搬
8.伝送線路5(各論)
  ・同軸線路、マイクロストリップ線路等にマイクロ波の伝送
9.中間試験
  ・電磁波の基礎と伝送線路に関する理解を調べる
10.マイクロ波回路1
  ・LCR直列回路とそのQ、過渡現象とQの物理的意味
11.マイクロ波回路2
  ・空洞共振器、透過型空洞共振器の出力
12.マイクロ波回路3
  ・方向性結合器、ハイブリット回路、ろ波器分波器、減衰器
13.マイクロ波回路4
  ・マイクロ波可逆回路(単向管、サーキュレータ)
14.その他のマイクロ波回路
  (表面波線路、ストリップ回路)
15.期末試験
教科書、ノ−ト、プリント参照可

評価方法と基準

講義出席、レポート(中間試験を含む)の提出、期末試験により評価する。

教科書・参考書

川村著“マイクロ波基礎工学”(昭晃堂)
岡田:“マイクロ波工学”(学献社)

履修前の準備

電気磁気学1・2

オフィスアワー

研究室在席時、授業終了後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:32 JST 2013