F0845500

移動通信工学

Mobile Telecommunications

開講部

工学部

開講学科

通信工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授久保田周治この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 移動通信システムを構成するワイヤレス要素技術として、情報源符号化技術、誤り制御技術、アクセス技術、アンテナ・電波伝搬、耐フェージング技術、OFDM技術などについて理解する。また、後半はシステム技術動向としてディジタル携帯電話システム(PDC、W-CDMA、HSDPA、LTE)、ワイヤレス・ブロードバンド(無線LAN、WiMAX)やその他のワイヤレス・ユビキタス技術について概要を理解する。
 また、特に重要な技術に関しては複数回の演習により理解を深める。

達成目標

1.移動通信における基本的な要素技術を理解する。
2.現在と将来の移動通信システムの概要と特徴、課題を理解する。

授業計画

1.移動通信技術の動向
 ・最近の移動通信サービス・技術動向
2.移動通信の要素技術(1)
 ・情報源符号化技術
3.移動通信の要素技術(2)
 ・誤り制御技術
 ・誤り訂正符号化に関する演習
4.移動通信の要素技術(3)
 ・変調技術
5.移動通信の要素技術(4)
 ・復調技術
 ・検波方式に関する演習
 ・アクセス技術
6.移動通信の要素技術(5)
 ・スペクトル拡散技術、CDMA技術
 ・拡散符号に関する演習
7.移動通信の要素技術(6)
 ・アンテナ・電波伝搬
 ・回線設計に関する演習
8.移動通信の要素技術(7)
 ・耐フェージング技術(ダイバーシチ、等化技術)
9.移動通信の要素技術(8)
 ・OFDM(直交周波数分割多重)技術、OFDMA技術
10.移動通信システム(1)
 ・ディジタル携帯電話(PDC)とPHS
11.移動通信システム(2)
 ・ディジタル携帯電話(W-CDMA、HSDPA、LTE)
 ・各種ディジタル・システムに関する演習
12.移動通信システム(3)
 ・無線LAN
13.移動通信システム(4)
 ・WiMAX、その他のワイヤレス・ブロードバンド
14.ワイヤレス・ユビキタス・システム
 ・近距離無線、センサ・ネットワーク
15.期末試験

評価方法と基準

・期末試験

教科書・参考書

参考書:田中 監修、歌野、村瀬 編著“新版やさしいディジタル移動通信”(電気通信協会)

履修前の準備

特になし

オフィスアワー

講義終了後、または研究室在室時

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合15%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:34 JST 2013