G0903000

基礎コンピュータ科学

Introduction to Computer Science

開講部

工学部

開講学科

電子工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授南正輝この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

本講義はプログラミングやリテラシのスキルを身につけることを目標とするのではなく,複雑なコンピュータシステムを理解するために必要な最低限の理論的基礎知識を身につけることを目標とする.具体的には,数値の表現,論理回路,コンピュータの構成,CPU・メモリ・バスなどの各要素の高速化技術,オペレーティングシステムやプログラミング言語の役割,計算量とアルゴリズムなどについて,最近のトピックスなども交えつつ概説する.

達成目標

1.コンピュータ内部での数値表現と演算についての基礎知識を習得する(講義計画2〜3に対応)
2.コンピュータを構成する論理回路についての基礎知識を習得する(講義計画4〜6に対応)
3.コンピュータアーキテクチャとその要素技術について基礎知識を習得する(講義計画7〜12に対応)
4.計算量とアルゴリズムに関する基礎知識を習得する(講義計画13〜15に対応)

授業計画

1.コンピュータ科学入門
2.数値の表現と論理回路(1):2進数
3.数値の表現と論理回路(2):2進数の演算と誤差
4.数値の表現と論理回路(3):論理回路とブール代数
5.数値の表現と論理回路(4):組合せ論理回路
6.数値の表現と論理回路(5):順序回路
7.コンピュータアーキテクチャ(1):コンピュータの構成と要素技術
8.コンピュータアーキテクチャ(2):プロセッサアーキテクチャ
9.コンピュータアーキテクチャ(3):メモリアーキテクチャ
10.コンピュータアーキテクチャ(4):並列・分散処理
11.コンピュータアーキテクチャ(5):オペレーティングシステム
12.コンピュータアーキテクチャ(6):プログラミング言語とデータ記述言語
13.計算量とアルゴリズム(1):計算量理論の基礎知識
14.計算量とアルゴリズム(2):数値計算アルゴリズム
15.計算量とアルゴリズム(3):データ処理アルゴリズム
16.定期試験

評価方法と基準

ホームワーク50点,定期試験50点,計100点とし,60点以上で単位認定する.ホームワークは進捗状況を見ながらほぼ毎回出題.定期試験は期末試験1回のみ.なお,出席率が70%を下回る場合には単位認定しない.

教科書・参考書

教科書:基本的に不要(必要に応じて,数値解析・論理回路・コンピュータアーキテクチャ・アルゴリズムとデータ構造などの教科書を図書館等で参照)
参考書:この分野を本格的に勉強したい人は,洋書ではあるが,例えばJ. G. Brookshear: Computer Science - An Overview - 8th Edition (ISBN 0-321-24726-4)などは基礎から最新のトピックスまでカバーしており,入門書として参考になる.
配付資料:あり.毎回の授業開始時に配布.

履修前の準備

特になし.

オフィスアワー

質問等は講義中および講義終了後に受け付ける.研究室での対応は,電子メール等にて事前にコンタクトが必要.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:45:56 JST 2012