G0665500

電気数学1

Mathematics for Electrical Analyses1

開講部

工学部

開講学科

電子工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授小池義和この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

本講義では,電子工学を学ぶにあたって必要な数学的な基礎知識,特に,対数,ベクトル,複素数,行列の理論・計算方法の習得を目指す。また,基礎科目である「物理学」,「電気回路」,「電気磁気学」との関連性を理解し,電子工学における問題解決に必要な数学的基礎知識を習得することを目的としている。

達成目標

1.電子工学における対数表現の必要性を理解し,対数計算(特にdB計算)ができるようになる。
2.自然対数の底eと複素数の関係を理解し,複素数の計算が出来るようになる。
3.複素数とベクトルの関係を理解し,ベクトルの基本的な計算が出来るようになる。
4.行列の基本的な計算が出来るようになる。
5.ベクトル、複素数、行列表現された電磁気学、電気回路の基礎式が理解でき、計算ができるようになる。

授業計画

1.電気数学概論,対数(1)
 ・電子工学を学ぶにあたって ・電子工学で扱う物理量
2.対数(2)
 ・常用対数とは  ・対数を用いた計算  ・[dB]とは?
3.対数(3)
 ・自然対数の底eとは?  ・指数関数と物理現象
4.複素数(1)
 ・複素数の必要性     ・複素数と複素平面
5.複素数(2)
 ・自然対数の底eと複素数,三角関数
6.複素数(3)
 ・複素数とベクトル表記  ・複素数と交流理論1
7.複素数(4)
 ・複素関数
8.複素数(5)
 ・複素数と交流理論2  ・複素数表現と正弦波
9.ベクトル(1)
 ・ベクトルの性質 ・内積,外積
10.ベクトル(2)
 ・傾き,発散
11.ベクトル(3)
 ・回転  ・スカラ場,ベクトル場の表現
12.ベクトル(4)
 ・ベクトルと電気磁気学
13.行列(1)
 ・ベクトルと行列  ・行列表現  ・行列の性質  ・行列式の性質
14.行列(2)
 ・行列式  ・連立1次方程式  ・逆行列
15.期末定期試験

評価方法と基準

各講義の終わりに演習を実施(30%)
期末定期試験(70%)

教科書・参考書

講義毎にプリントを配布
基礎数学1〜3(安藤他著,東京電機大出版)

履修前の準備

高校数学3Cの内容が理解できるようにしておく。
高校の物理が理解できるようにしておく。

オフィスアワー

講義終了後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:46:05 JST 2012