生体電子工学 |
Bioelectronics Engineering |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 電子工学科 |
開講学年 | 3年次 |
開講時期 | 前期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択必修 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
教授 | 小林孝和 |
1. | 興奮性細胞の電位発生の機序と生体膜の電気的性質がわかる。 授業計画(1-2) |
2. | 心臓で発生する電気現象と心電図の成因が説明できる。 生体の構造・機能の複雑さ巧妙さが理解できる。 授業計画(3) |
3. | 生体内で発生する物理化学現象の概念がわかる。 各種医用センサーの動作原理が理解できる。 差動アンプによる計測概念がわかる。授業計画(4-8) |
4. | 最近の医用機器:X線CT、MRI、超音波、サーモグラフィー等 の動作原理が理解できる。授業計画(9-13) |
5. | 医用機器の安全性の概念を理解でき、配慮できるようになる。 授業計画(14) |
1. | 生体電子工学とは ・生体電子工学とは何か。生物学・医学と電子工学の接点 |
2. | 生体電気、生体膜の電気現象 ・生物電気、生体膜の機能、イオンチャンネル、電気的特性 |
3. | 心臓の電気現象、心電図 ・心臓の興奮伝導系、細胞内電位、心電図 ・レポート課題 |
4. | 生体微小信号の計測、電極の性質 ・生体内で発生する微小信号の計測法、電極の特性 |
5. | 差動増幅器、雑音の種類 ・差動増幅器の基本的性質、雑音発生要因 |
6. | 物理化学量、医用センサー ・生体に関連した物理化学量の取り扱い。各種医用センサーとその動作原理 |
7. | 生体への電気刺激 ・生体への電気刺激の方法、問題点について。 ・中間テスト |
8. | 血流の測定法 ・色素希釈法、クリアランス法、電磁血流計、超音波ドップラー血流計 |
9. | コンピュータ断層撮影法(CT) ・コンピュータ断層造影法とその動作原理 |
10. | X線画像診断装置、RI画像診断装置 ・X線画像診断装置(X線-CT) の原理、RI画像診断装置(RI-CT)の原理 ・レポート提出 |
11. | 核磁気共鳴画像診断装置(MRI) ・核磁気共鳴画像診断装置(MRI)とは何か。その動作原理について |
12. | 超音波診断装置 ・Aモード法、Bモード法、Mモード法 ・レポート課題 |
13. | 医用サーモグラフィー ・赤外線サーモグラフィーの動作原理 |
14. | 医用機器の安全性 ・医用機器の安全管理、電流に対する生体反応、ミクロショック、マクロショック |
15. | 期末試験 |
・ | 講義直後の昼休み時間、14:30?15:30 |