G0160700

ディジタル電子回路

Digital Electronic Circuits

開講部

工学部

開講学科

電子工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授小池義和この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 現代の電気電子機器のほとんどに,ディジタル電子回路が含まれている。また,ディジタル電子回路は,計算機においても欠くことのできない基本要素である。本講義では,ディジタル電子回路の基礎を学び,パルス回路,ディジタル回路素子の動作原理を理解しする。また,論理代数に基づいたディジタル電子回路の設計に関する知識を習得することを目的としている。

達成目標

1.トランジスタ,FET素子のスイッチング特性を理解する。
2.パルス発生回路の動作を理解する。
3.ディジタル回路素子の構成,及び動作を理解する。
4.ブール代数を理解し,簡単な論理代数の計算が出来るようになる。
5.カルノー図を利用した組み合わせ回路,順序回路の設計を理解する。

授業計画

1.ディジタル電子回路概要
 ・アナログ電子回路とディジタル電子回路
 ・論理回路とディジタル電子回路
2.ディジタル回路素子の実現
 ・ダイオード素子 ・トランジスタ素子 ・FET素子 ・CMOS回路
3.ディジタル素子回路
 ・NAND回路 ・フリップフロップ回路 ・TTL-IC ・CMOS-IC
 ・ディジタル回路のインターフェース
4.論理演算とブール代数
 ・2進数とブール代数 ・論理関数 ・ゲート回路と回路記号
5.論理関数
 ・論理関数の実現  ・加法標準形と乗法標準形 ・組合せ回路と順序回路
6.論理関数の簡単化
 ・カルノー図  ・カルノー図を用いた簡単化
7.組合せ回路の構成
 ・半加算回路 ・全加算回路 ・加減算回路 ・デコーダ ・エンコーダ
8.中間試験
9.順序回路
 ・順序回路の基礎 ・状態遷移表 ・状態遷移図
10.順序回路の実現
 ・フリップフロップの動作 ・フリップフロップを用いた回路の実現
11.カウンタ回路
 ・フリップフロップを用いたカウンタ回路の実現
12.ディジタル回路の具体的な実現
 ・TTL,CMOS ICを用いた実現   ・VHDLを用いた回路の実現
13.パルス回路(1)
 ・CR回路の過渡特性 ・時間操作回路 ・振幅操作回路
14.パルス回路(2)
 ・マルチバイブレータ ・単安定マルチバイブレータ ・シュミットトリガ回路
15.期末定期試験

評価方法と基準

レポート4回(20%),中間試験(40%),期末試験(40%)で評価

教科書・参考書

電気・電子系教科書シリーズ13 ディジタル回路(伊原他著,コロナ社)
ディジタル演習ノート(浅井著,コロナ社)

履修前の準備

ディジタル電子回路演習を必ず履修すること
アナログ電子回路,アナログ電子回路演習を履修しておくこと

オフィスアワー

ディジタル電子回路演習講義中及び講義終了後

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:47:56 JST 2013