H0250400

環境システム工学2

Environment system Engineering 2

開講部

工学部

開講学科

土木工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授守田優この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

環境問題をシステム工学的に解析する力を養う。環境を水・エネルギー・物質の流れからなるシステムとしてとらえる。これらの流れにおいて、どのように数学的にモデル化し、物理法則を適用するか,またどのようにモデル計算を行って解を得るか。環境システム工学1をさらに発展させた内容である。

達成目標

1.環境システム工学1を踏まえ、環境システムを数理的にモデル化する手法を習得する。
特に、常微分方程式と編微分方程式の数値解法について基本を身に付ける。

授業計画

1.環境システム工学1の復習
  ・物理量とディメンション
  ・環境システムモデルの意味
2.環境システムモデルの種類
  ・概念モデル/応答関数型モデル/物理モデル
  ・線形モデル/非線形モデル
3.環境システムのモデル化(1)
  ・概念モデルの考え方
  ・タンクモデル
4.環境システムのモデル化(2)
  ・応答関数型モデル
  ・単位図法と重ね合わせの原理
5.環境システムのモデル化(3)
  ・応答関数型モデル
  ・離散型と連続型
6.微分方程式についての補足
  ・常微分と偏微分
  ・偏微分方程式
7.環境システムのモデル化(4)
  ・物理モデルの考え方
  ・物理モデルの構築
8.環境システムのモデル化(5)
  ・物理モデルの誘導
  ・熱拡散モデル
9.環境システムモデルの解法(1)
  ・差分法によるモデルの解法
10.環境システムモデルの解法(2)
  ・差分法によるモデルの解法(補足)
11.環境システムモデルの応用(1)
  ・エネルギー流への適用
  ・地表面熱拡散への応用
12.環境システムのモデルの応用(2)
  ・物質拡散への適用
  ・汚染問題への適用
13.環境システムモデルの最近の話題(1)
  ・環境アセスメントへの応用
  ・治水計画への応用
14.環境システムモデルの最近の話題(2)
  ・全体の復習とまとめ
15.期末試験

評価方法と基準

期末試験とレポート

教科書・参考書

適宜指示する。

履修前の準備

「環境システム工学1」の続きになるので、よく復習しておくこと。

オフィスアワー

講義終了後、研究室にて質問を受け付けます。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合80%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:46:50 JST 2012