H0761000

地震防災工学

Earthquake disaster mitigation Engineering

開講部

工学部

開講学科

土木工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授紺野克昭この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 本講義は,「地震防災工学」の基本となる構造物や地盤の動的挙動の原理や理論に重点をおいて行っている.これは,複雑に見える地震時の地盤や構造物の破壊現象も基本的には上記の原理や理論に従って起こるためである.従って,基本的な原理,理論を学習することによって,効率よく地震に強い都市造りが可能となる.
 本講義は,次の4つの柱からなっている.
  「構造物の地震応答理論」:自由度系の応答理論
  「地盤の地震応答理論」:重複反射理論
  「耐震設計法」:震度法
  「地震防災技術」:ハードとソフト
なお,これらの理論を理解するためには最低でも土木解析1の内容を十分理解しておく必要がある.

達成目標

1.構造物の振動理論の最重要項目である1自由度系の振動問題を確実に理解する
2.地震波が表層地盤で増幅するメカニズムを確実に理解する
3.耐震設計のひとつである震度法を確実に理解する

授業計画

1.地震防災工学で学ぶこと
2.構造物の地震応答理論(1)−目的・概説−
  バネ定数について
3.構造物の地震応答理論(2)−1自由度振動系−
  運動方程式の導出
4.構造物の地震応答理論(3)−1自由度振動系−
  運動方程式の解法
5.構造物の地震応答理論(4)−1自由度振動系−
  減衰波形から減衰比の求め方
6.構造物の地震応答理論(5)−1自由度振動系−
  周期的な強制振動による応答,EXCELプログラム
7.構造物の地震応答理論(6)−1自由度振動系−
  応答スペクトル,例題の波形
8.構造物の地震応答理論(7)−多自由振動系−
  固有値解析について
9.理解度確認テスト(1)
10.地盤の地震応答理論(1)
  地震波の増幅メカニズム
11.地盤の地震応答理論(2)
  1/4波長則
12.耐震設計法 −震度法−
13.理解度確認テスト(2)
14.まとめ
15.期末試験

評価方法と基準

期末試験100点

教科書・参考書

ウェブテキスト
http://www.db.shibaura-it.ac.jp/eq-net/

履修前の準備

地圏の科学,地圏防災工学,土木解析学1,土木解析学2

オフィスアワー

田町校舎にいる間

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:48:27 JST 2013