J0370600

建築設備システムの計画

Planning for Building Equipment

開講部

工学部

開講学科

建築学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授西村直也この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

現代の日本人はその大半が都市圏に居住し、好むと好まざるとにかかわらず建築空間をはじめとする人工環境の中で時間を過ごす比率が高い。そのため、建築空間内の環境の良否が人間生活そのものに大きな影響を及ぼす。また更に、教育の場を含めて生産活動の大半を建築環境内の設備を使用して行う事となる。
この授業においては建築設備の種類、効用、役割、各種設備システムと建物用途との対応等について解説する。設備計画の手順・方法、さらに環境やエネルギー問題を考慮した建築設備に関して講義する。

達成目標

1.建築設備の目的を理解する。
2.設備の基本的な構成を理解する。また、各構成要素の性質を理解する。
3.設備の基本的な構成を理解する。また、各構成要素の性質を理解する。

授業計画

1.設備概論
(建築と設備、事務所建築の設備、検知掘微と地球環境)
2.熱と流体
(熱の移動、ベルヌーイの定理、摩擦抵抗)
3.空気調和設備(1)空調設備の概要と計画
(空気調和設備の目的、空調設備の基本事項、空調設備の計画)
4.空気調和設備(2)空調方式の種類と特徴
(熱の搬送、単一ダクト方式、FCU、AHU、パッケージ方式)
5.空気調和設備(3)空調負荷計算法
(熱負荷計算、冷房負荷計算法、)
6.気調和設備(4)湿り空気線図と空調プロセス
(湿り空気線図、状態点の変化、顕熱比)
7.空気調和設備(5)空調機器
(AHU,冷熱源、冷凍原理、熱源機器)
8.空気調和設備(6)熱の搬送と換気
(ポンプとファン、能力線図、ダクトの計画)
9.給排水設備(1)給水設備
(給排水設備の目的、給排水設備の計画、衛生器具)
10.給排水設備(2)給水設備
(給水量と給水圧、給水方式、給水設備の計算)
11.給排水設備(3)給湯通気、ガス設備
(給湯温度と使用時間・使用量、給湯方式、ガスの種類、ガス機器)
12.給排水設備(4)排水通気
(排水設備、通気管、排水設備の計画、排水処理設備)
13.電気設備(1)
(電気設備の種類と目的、電力の供給、受変電設備、動力設備)
14.電着設備(2)
(照明設備、情報設備)
15.期末試験
ノート、授業中に配布したプリント使用可

評価方法と基準

学期末試験にて行う。

教科書・参考書

1.最新建築設備工学(井上出版)
2.授業で配布するプリント

履修前の準備

「建築環境の計画」を履修の事

オフィスアワー

毎週講義終了後

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合95%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:47:29 JST 2012