J0105600

建築コンピュータ図法

Methods of Computer Aided Architectural Design

開講部

工学部

開講学科

建築学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

演習
准教授林正司この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 コンピュータは既に各分野で日常的に使われており、建築をこれから学ぶ者にとっても必要不可欠である。この授業は、コンピュータへの入門編として今後専門を学ぶときに必要なコンピュータに関する最低限の知識を含む。内容はいずれも初心者でも対応可能な内容から、高学年になっても有用な内容までを含む。
 授業の方法は、クラスを半分に分け、複数の指導者により少人数のきめ細かい対応をすることにより初心者のコンピュータに対するアレルギーを払拭するわかりやすい授業をめざしている。また、知識のあるものには、上位学年および大学院での使用方法の例を示すなどのさらに新しい情報を与える工夫を行っている。
 この授業を受講することにより最終的には「コンピュータでは何が出来て、何が出来ないか」を判断する能力を養うことを目的としている。特に最近は、設計にCAD,CGを使うことは特に珍しいことではなくなっている。CAD,CGソフトを使うことにより、初心者が抱きがちな、コンピュータに対する過度の期待感や拒絶感を取り除き、便利な道具を手段として冷静に使える学生を育てることを学科の目標として。この授業が準備されている。
 詳細は、時代の変化に対応して、また毎年変化する学生の知識レベルに応じた変更を行い対応してゆく。
既に他学科などで開講されている類似科目を履修した者の履修は認めない。

達成目標

1.コンピュータで何ができ、何ができないかを理解する。

授業計画

1.コンピュータ入門
   ・コンピュータ概説(コンピュータの現状、歴史)
   ・コンピュータと建築、CADとCG、授業の位置付け、方針
2.表計算ソフト(1)
   ・表計算ソフトを使ったデータ処理の基礎
3.表計算ソフト(2)
   ・表計算ソフトを使ったデータ演算・表現の基礎
4.表計算ソフト(3)
   ・表計算ソフトの機能(各種機能の説明、応用)
5.表計算ソフト(4)
  ・関数を用いた演算、マクロとその応用、VBAの機能
6.建築CAD(1)
   ・建築系CADの基本的性能、考え方の理解
7.建築CAD(2) 
  ・基本機能と各種設定
8.建築CAD(3)
  ・平面図形作成機能
9.建築CAD(4)
  ・立体図形作成と座標系との関連
10.建築CAD(5)
  ・3次元作図演習(ファンズワース邸1)
11.建築CAD(6)
  ・3次元作図演習(ファンズワース邸2)
12.建築CAD(7)
  ・レンダリングとライティング(1)基本的機能
13.建築CAD(8)
  ・レンダリングとライティング(2)応用・演習
14.建築CAD(9)
  ・個別課題作品制作(1)
15.建築CAD(9)
  ・個別課題作品制作(2)
16.(注意 この授業は2コマを続けて実施される)

評価方法と基準

課題レポート(表計算、3次元作図、レンダリング、個別課題作品)の評価

教科書・参考書

なし

履修前の準備

1年前期の専門科目を履修しておくこと

オフィスアワー

開講日終日

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:08 JST 2013