J0610500

建築表現演習

Architectural Drawing

開講部

工学部

開講学科

建築学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

製図
准教授原田真宏この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 この演習では、国立西洋美術館(旧館)の図面をもとに、平面図・断面図、アクソメ図のショードローイングや透視図・模型の製作等を通して建築空間の様々な表現技術の修練を行なう。
 作品制作作業は主に自宅を想定しており、製図室では自作作品の発表や過去の優秀作品の解説、および各種表現技法の解説・説明等を行なう。

達成目標

1.その建築の設計意図と具体的な空間構成を伝達するための表現方法(プレゼンテーション技法)として、各種図面のショードローイングや透視図表現や模型製作法等を習得する。
2.国立西洋美術館を様々な方法で表現することを通じて、優れた建築作品を丁寧に読み解く方法を習得する

授業計画

1.鉛筆による濃淡表現技法の修練 ー 面のグラデエーションと空間イメージの表現
「鉛筆による濃淡表現技法」過去の優秀作品の展示・解説
 補助教材「プレゼンテーションの技法」の配布と解説
2.前週宿題とした濃淡表現技法の作品提出および制作学生による製作意図の発表
国立西洋美術館の解説(建設の経緯、設計体制、その後の増築、採光方式等)
平面図のショードローイング方法の説明および過去の優秀作品の展示・解説
     ・教材配布(国立西洋美術館平面図・断面図・立面図・矩形図)
3.「鉛筆による濃淡表現技法」作品評価・講評および作品返却
「国立西洋美術館」平面図のショードローイング製作作業と授業終了時に作品提出
4.断面図のショードローイング方法の説明および過去の優秀作品の展示・解説
「国立西洋美術館」断面図のショードローイング作業→宿題
5.「国立西洋美術館」平面図のショードローイング作品評価・講評および作品返却
「国立西洋美術館」断面図のショードローイング作品製作作業の後に提出
「国立西洋美術館」1/100模型製作グループ(原則として1チーム4名)登録受付
6.「国立西洋美術館」断面図ショードローイング作品評価・講評および作品返却
アクソメ図ショードローイングの方法の説明および過去の優秀作品の展示・解説
「国立西洋美術館」アクソメ図の製作作業
7.「国立西洋美術館」アクソメ図のショードローイング製作作業継続→宿題
「国立西洋美術館」模型製作のための道具・手順の説明および参考模型の展示・解説
8.「国立西洋美術館」アクソメ図のショードローイング作品の提出
 補助教材「淡彩速写描法の技法」配布と同技法の解説
 A3版木製パネルへ透視図描画用紙(キャンソン紙等)を水張りする方法説明
9.「国立西洋美術館」外観透視図、過去の優秀作品の展示・解説
「国立西洋美術館」外観透視図の下図作成
  ・外観透視図作図の際の視点設定上の注意
  ・作図法と修正法
  ・参考作品の展示・解説
10.「国立西洋美術館」アクソメ図のショードローイング作品評価・講評および作品返却
「国立西洋美術館」外観透視図(水張り、着色)の製作作業の継続

  ・補助教材配布・解説(透視図彩色の技法)
  ・アクソメ図のショードローイング作品の採点/講評
11.「国立西洋美術館」外観透視図、完成作品の提出
「学生各自が推薦する建築のショードローイング作品」課題についての説明および過去の優秀作品の展示・解説
12.「国立西洋美術館」外観透視図提出作品の評価・講評および作品返却
「国立西洋美術館」模型製作上の諸注意
13.「国立西洋美術館」模型提出(4名を原則とした共同制作)
  ・国立西洋美術館の1/100模型(内部空間も作成)の提出
  ・模型製作上の工夫や表現上の説明及び発表会
  ・模型の評価/陳列
  ・模型採点
14.「学生各自が推薦する建築のショードローイング作品」の製作作業と完成後の提出
「国立西洋美術館」模型作品の返却
「学生各自が推薦する建築のショードローイング作品」の評価
15.「学生各自が推薦する建築のショードローイング作品」についての製作学生による発表と講評および作品返却

評価方法と基準

各提出作品毎に評価を行い、その全体平均によって最終成績とする。

教科書・参考書

「プレゼンテーションの技法」「国立西洋美術館」の図面、「透視図ー淡彩速写描法」についての補助教材は配布する。

履修前の準備

「建築製図基礎」を履修しておくこと

オフィスアワー

授業開始前1時間程度。大宮校舎専門講師室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:49:09 JST 2013