J0540400

建築設計演習II

Exercise in Architectural Design II

開講部

工学部

開講学科

建築学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

製図
准教授原田真宏この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

設計課題『都市の集住体』
 この設計演習では計画敷地が持つ「歴史性」「都市性」を如何にして設計コンセプトに取り組むかの修練が主要なテーマとなる。それに基づき比較的小規模に集合した、都市の住居空間を設計する。3〜4名からなる履修者グループを編成し、想定された場所(「地域デザイン演習」で取り上げた場所で、年度毎に異なる。例えば「都市の坂道」「川辺」「密集した既成市街地」等)の中から、計画敷地を選定する。その敷地がもつ歴史的文脈や現在の都市環境のもとでの状況を調査し、計画敷地の持つ特性をグループによって解釈する。そして、その計画敷地の分析に基づいた特性によって浮かび上がってくる生活関連施設および30数戸以上の集合住宅を設計する。履修者グループによる共同設計課題である。

達成目標

1.計画敷地の特性を読み込みながら、多様な都市生活者のための居住空間がもつ問題点に対する提案設計を行なうことができる
2.集合した住宅の設計だけでなく、都市の居住空間をサポートする日常生活関連施設を複合させた提案設計ができる
3.設計上のコンセプトや提案内容、プレゼンテーション等について共同チーム構成員相互の議論や作業を通じて、実際の設計行為がもっている共同性に関する意義を体験させる

授業計画

1.設計演習4の課題出題
  ・設計課題の内容説明
  ・「地域デザイン演習」との関連の説明
2.・グループメンバーの登録および現地調査に基づく敷地の解釈
  ・計画敷地の設定及びその敷地の「歴史性」と周辺環境との関係での「都市性」に
   ついての解釈を整理する
3.設計概要書の提出
  ・敷地の解釈・位置付けと要求された建築との関連性ついての設計コンセプト検討
  ・複合施設の設定
4.第2回エスキス
  ・密度とボリューム、複合用途、オープンスペース系の計画、地区計画等
5.第3回エスキス
  ・住居集合計画、住棟計画、構造および設備計画の概要
6.第4回エスキス
  ・エスキス中間発表会
7.第5回エスキス
  ・住戸計画の詳細検討
8.第6回エスキス
  ・外構計画、全体計画の調整
9.作品提出と全グループ毎の発表会・講評会

評価方法と基準

提出された作品(図面・模型)と発表内容によって評価する

教科書・参考書

参考書:「建築設計資料集成[居住]」(丸善、建築学会編)
    「コンパクト建築設計資料集成<住居>」(丸善、建築学会編)、他

履修前の準備

「地域デザイン演習」、「建築設計演習A〜C」を履修しておくこと

オフィスアワー

授業終了後、住環境計画研究室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:47:46 JST 2012