K0006400

建築製図1

Architectural Drawing 1

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

製図
教授畑聰一この授業の2006年度のアンケートを参照

授業の概要

(1) 建築製図の基本技術を修得する。
(2) 人体寸法・動作空間を理解し、スケール感を身につける。
(3) 住居の設計と製図の基本を習得する。
(4) 内外の有名住宅建築をトレースし、建築空間に留まらず、外部空間とのあり方もあわせて学ぶ。
(5) 課題毎に模型を制作し、図面の2次元情報を3次元化することで空間構成を学ぶ。
(6)実際の建築に接し、また資料を収集し図面化する。
以上の内容を通じて実際的な建築設計を学ぶ。

達成目標

1.製図の基本的な表現方法と表現力を身につける。
2.木構造・RC造・鉄骨造について基本的な知識をつける。
3.図面を読解し、3次元化する力をつける。
4.4つの課題の空間構成、寸法を自らの設計ツールとして覚えこむこと。

授業計画

1.オリエンテーション
2.課題A
製図の基本を学び、ミニマル住宅/別荘を通して、図面を書く
ル・コルビジェ/小住宅:配置図、平面図、断面図1
3.同上:配置図、平面図、断面図2
4.同上:図面をもとに3次元化:模型の作製、写真提出
5.課題B
別荘から小住宅へ:都会の狭小住宅
安藤忠雄/住吉の長屋:配置図、平面図、断面図
6.同上:図面をもとに3次元化:模型の作製、写真提出
7.課題C
空間の理解へ:混構造の別荘
吉村順三/軽井沢の別荘:配置図、平面図、断面図
8.同上:図面をもとに3次元化:模型の作製、写真提出
9.同上:建築の詳細
吉村順三/軽井沢の別荘:矩計図に挑戦
10.課題D:フィールドに出よう1
上野公園建物探訪:見学レポート
11.同上:フィールドに出よう2
上野公園建物探訪のまとめ:ディテールを含む図面を主体にした見学レポート
12.課題E: 集大成、風景のなかに置かれたオブジェ
上野公園建物探訪のまとめ:ディテールを含む図面を主体にした見学レポート
ルイス・カーン/フィッシャー邸:配置図、平面図、断面図
13.同上:図面をもとに3次元化:模型の作製、写真提出
14.同上:図面をもとに3次元化:模型の作製、写真提出
15.講評:全課題の講評
実際の建物における設計から施工までの解説
16.*実際の課題、進め方は学生の理解の度合いから変更あり得る

評価方法と基準

提出物によって採点する
作成図面60%、模型・プレゼンテーション40%

教科書・参考書

課題毎の参考文献はその都度提示する。
尾上孝一「図面・木造建築入門」井上書院、
日本建築学会編「建築構造用教材」

履修前の準備

住宅の建設現場に目をとめて、関心を持って欲しい。

オフィスアワー

火曜日 12:10-13:00、及び授業後1時間

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:47:53 JST 2012