K0080900

構造力学演習

Exercises in Structural Mechanics

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

演習
教授隈澤文俊この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 構造力学の講義に対する理解を深めるため,基礎的な問題と実用的な応用問題についての演習を行なう。
 本演習は構造力学の講義の直後に設定されており,その演習内容も基本的には直前の講義に対応したものとなっている。よって,本演習によって,構造力学の講義に対する理解の程度を確認することができるばかりでなく,その理解をより一層深めることができる。
 構造力学の講義に対して質問などがあれば,この演習の時間内に質疑し,解決しておくことが望まれる。

達成目標

1.静定構造物の基本的性質を例題や演習を通じて正しく理解できる

授業計画

1.力についての演習
   ・力の合成と分解
   ・図解法と数値解法
2.力の釣り合いについての演習
   ・モーメントについて
   ・安定と不安定の違い
   ・静定と不静定の判別
3.片持ちばりの応力についての演習
4.単純ばりの応力についての演習
5.やや複雑なはりの応力についての演習
   ・単一部材でないはりの応力
   ・ゲルバーばりの応力
6.静定ラーメンの応力についての演習
7.やや複雑な静定ラーメンの応力についての演習
   ・不整形なラーメンの応力
   ・3ヒンジラーメンの応力
8.中間試験に向けた質疑応答
9.中間試験
10.静定トラスの応力についての演習
   ・数値解法
   ・節点法と切断法
11.断面の性質についての演習
   ・断面の図心
   ・断面二次モーメント
12.はりの変形についての演習
   ・モールの定理によるはりのたわみとたわみ角
13.座屈についての演習
   ・座屈荷重
14.期末試験に向けた質疑応答
15.期末試験

評価方法と基準

中間試験,期末試験による総合評価(定期試験は2回で各50点満点)

注)履修登録の取消期間中に取り消し手続きを取ることなく履修を放棄することは,学科の方針として認められていません

教科書・参考書

参考書:
 西川孝夫,北山和宏,藤田香織,隈澤文俊,荒川利治,山村一繁,小寺正孝「建築構造の力学 初歩から学ぶ構造力学」(朝倉書店)
 阪口理,須賀好富,窪田敏行「テキスト 建築構造力学I,II」(学芸出版社)

履修前の準備

「建築構造学の基礎」を履修しているか,それと同等以上の知識を有すること

オフィスアワー

構造力学演習終了後,午後1時まで講師控室もしくは開講教室にて

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Tue Mar 27 08:14:19 JST 2012