K0421500

建築設計1

Architectural Design 1

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

3

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

製図
教授伊藤洋子この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

建築設計の手始めとして、住宅をテーマとし、その考え方、技法をマスターする。住まいのあり方、周囲の環境、その関係のとり方、集合性などを理解し、同時にRC造、木造などのさまざまなディテールを把握する。

達成目標

1.RC造、木造それぞれの住宅設計の基本を習得し、各自の設計した建築を正確に図面および模型で表現できる力を総合的に身につける。
2.有名建築家による住宅作品の分析、および共同作業による模型製作を通して、空間の構成およびその意味を知る。かつ、壁、屋根、柱、床などの諸要素に注目する習練を通じて、空間構成のために建築諸要素を決定する基本的な技術を習得する。

授業計画

1.即日設計1
  ・手近な環境の中での設計
2.住宅作家による住宅設計理念
・グループによる模型製作 <即日設計1講評>
  ・住宅の設計理念の学習
3.小住宅—住宅作家による有名住宅への増築案—の設計(1) 
  ・自然環境と都市環境 <共同模型講評>
  ・配置図・平面図・断面図のエスキス
4.住宅作家による建築作品の見学
  ・作品の分析および見学パネル作製
5.小住宅—住宅作家による有名住宅への増築案—の設計(2)
  ・住環境と居住条件 <作品分析パネルのプレゼンテーション>
  ・平面図・断面図・立面図のエスキス
6.小住宅—住宅作家による有名住宅への増築案—の設計(3)
  ・矩計図(平面詳細・断面詳細)のエスキス
7.<小住宅(増築案)設計の講評>
8.即日設計2 
  ・建築素材選択
  ・ショウドロウ技法のトレーニング
9.木造併用住宅(文学館など芸術館)の課題出題  
  ・木造のディテール <即日設計2講評>
  ・住まいの哲学
10.木造住宅の設計(1)
・選択した芸術家に関するレポート提出
  ・平面図・断面図のエスキス
11.木造住宅の設計(2)  
  ・断面図・立面図のエスキス <トレース図面講評>
12.木造併用住宅の設計(3)
  ・断面形状のエスキス
  ・立面意匠のエスキス
13.木造併用住宅の設計(4)
  ・矩計図のエスキス
  ・軸組のエスキス
14.<木造併用住宅・図面の講評>
15.<木造併用住宅・軸組模型の講評>

評価方法と基準

図面および模型の評価を基本とする。図面トレース、グループの模型製作、見学レポート(パネルを製作した場合)を各100点、即日設計を各200点、長期課題設計の図面および模型のそれぞれを各300点として合計し、その数字を100点満点に換算して、最終評価とする。

教科書・参考書

「木造のディテール」ほか

履修前の準備

製図1および製図2を履修していること。

学習・教育目標との対応

 製図1および2を履修したあとの最初の設計授業であり、基本的な建築設計を学ぶ。製図で学んだ各構法の実践的な使用を経験するとともに、住宅設計を通して、将来プロフェッショナルとなるべく、建築デザインに対する考え方を構築する。その最初のステップである。

オフィスアワー

豊洲校舎では前期、火曜日午後、後期、水曜日午後、大宮校舎では授業日の昼休み

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:47:54 JST 2012