K0851300

建築実験1

Experiments in Building Engineering 1

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

3

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

実験
教授村上公哉この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 各種の実験,測定などを通じて,建築環境工学および建築構造工学に関する基礎知識を身に付けための体験講座である。実習に際して,事前に実験目的,方法,報告書の取りまとめ方などに関する講義を行ない,事後に実験レポートを提出してもらう。
 なお,実習に際しては班分けを行ない,それぞれ順番に各実習を実施してもらう。

■実験1:建築騒音測定
 校舎周辺の道路交通騒音と教室内の室内騒音を測定し,騒音測定の評価方法を学んだ上で,環境基準との比較を行なう。また,物理的刺激量と人間の実際の音の認知との違い,聴覚特性を理解する。
■実験2:建築室内気候の測定および室内空気環境の測定
 実際の室内で温度・湿度・炭酸ガス・一酸化炭素・浮遊粉塵などの実測を行ない,各種環境要素の測定法を習得すると共に,測定結果から客観的に評価する方法を理解する。
■実験3:鋼材の引張試験
 鋼構造や鉄筋コンクリート構造の構成材料としての鋼材の機械的性質を理解するとともに,構造的視点から鋼材破断の意味を考えてもらいたい。

達成目標

1.種々の実験を通して,建築工学に対する理解・認識を深める
2.諸現象を数値的にきちんと取り扱えるようになる
測定結果や実験結果をレポートにまとめられるようになる
3.種々の測定機器の使用方法を取得する

授業計画

1.・ガイダンス
  全般説明/班分け/実験値のまとめ方/計測誤差の取り扱い方/実験報告書の書き方
2.・実験1および2
  第1回実習
3.・実験1および2
  第2回実習/第1回実習レポート取りまとめ
4.・実験1および2
  第3回実習/第2回実習レポート取りまとめ
5.・実験1および2
  第4回実習/第3回実習レポート取りまとめ
・実験3
  第1回実習
6.・実験1および2
  第5回実習/第4回実習レポート取りまとめ
・実験3
  第2回実習/第1回実習レポート取りまとめ
7.・実験1および2
  第5回実習レポート取りまとめ
・実験3
  第3回実習/第2回実習レポート取りまとめ
8.・実験1および2
  第6回実習
・実験3
  第4回実習/第3回実習レポート取りまとめ
9.・実験1および2
  第7回実習/第6回実習レポート取りまとめ
・実験3
  第5回実習/第4回実習レポート取りまとめ
10.・実験1および2
  第8回実習/第7回実習レポート取りまとめ
・実験3
  第5回実習レポート取りまとめ
11.・実験1および2
  第9回実習/第8回実習レポート取りまとめ
12.・実験1および2
  第10回実習/第9回実習レポート取りまとめ
13.・実験1および2
  第10回実習レポート取りまとめ
14.・補足実験
15.・総括
  実験のまとめ/質疑応答

評価方法と基準

3つの実験ごとの提出レポートと総括時の提出レポートの総合評価
実験はグループ単位による形式であるため,他の履修者の迷惑とならないよう無断欠席や遅刻は厳禁とし,理由無き欠席や遅刻は履修放棄と見なす

注)履修登録の取消期間中に取り消し手続きを取ることなく履修を放棄することは,学科の方針として認められていません

教科書・参考書

各実験項目に関するプリント配布
参考書:日本建築学会 「建築環境工学実験用教材 I 」, 「建築材料実験用教材」

履修前の準備

計測や実験には危険を伴う場合があるので, 服装及び履き物は作業しやすいもので授業に臨む

オフィスアワー

本講義は履修生を3班あるいは4班に分けて実施するが,質疑には実習日に当たっていない週の講義時間中に対応する。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:47:56 JST 2012