K0640000

建築設備計画1

Planning Building Services 1

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授秋元孝之この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

建築設備は、電気・ガス・石油などのエネルギー、水や空気などの物質、制御などに必要な情報を建物内に供給したり処理することにより、建物が衛生的、快適、安全でかつ効率のよい環境になるように、建築的手法と共に機能する役割を担うものである。本講義ではこの建築設備に関して建築技術者に必要な基礎的事項を学修する。
建築設備の役割・メカニズム、空気調和設備・給排水設備・電気設備等の目的、システム構成等を理解する。

達成目標

1.建築設備の目的とメカニズムを理解する。
2.給排水衛生設備の機能とシステム構成を理解する。
3.空気調和設備の目的、各種空調システム構成と特徴、冷凍の方法、熱の搬送方法等を理解する。
4.換気の目的と方法を理解する。
5.電気設備の基礎的事項、建築の電気設備の基本的構成を理解する。

授業計画

1.建築設備の役割  建築設備の目的と機能、建築設備の種類
2.建築設備の歴史  給排水・空気調和設備の歴史的変遷
3.給排水・衛生設備1  給水システムの構成、必要水圧、使用水量、上水の汚染防止
4.給排水・衛生設備2  湯の性質、使用温度と給湯温度、給湯方式、使用湯量、安全装置
5.給排水・衛生設備3  排水システムの構成、トラップの構造と破封の原因、通気管の目的、通気方式の種類、排水処理設備
6.給排水・衛生設備4  ガス設備(LNG,LPG)、ガス漏れ警報器、し尿浄化槽設備、汚水浄化の原理、浄化槽の性能の表し方
7.空気調和・換気設備1  空気調和の目的と対象、空調設備の基本構成
8.空気調和・換気設備2  室内での熱授受のメカニズム、熱負荷(冷房負荷、暖房負荷)要素
9.空気調和・換気設備3  空調システム、熱源システム、冷凍の原理
10.空気調和・換気設備4  送風システム、配管システム
11.空気調和・換気設備5  換気の目的、必要換気量算定、機械換気方式、排煙設備の目的、排煙方式
12.電気設備1  電気の基礎、電気設備の種類
13.電気設備2  電力供給設備の構成、主要電力の方式と特徴
14.電気設備3  情報通信システム
15.定期試験  定期試験及びその解説

評価方法と基準

小テスト30%(いずれかの授業で2回実施)、テスト70%(学期末試験時)を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

「初学者の建築講座 建築設備」大塚雅之著/市ヶ谷出版社

履修前の準備

なし

オフィスアワー

講師室にて授業の前後

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合75%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:48:05 JST 2012